
コーヒーの飲み方にも様々な形がありますが、ベトナムには「卵」を入れた「エッグコーヒー」なるメニューがあるのだとか。え!?コーヒーに卵…なんて、美味しいの?という感じですが。
「エッグコーヒー」はベトナムでは当たり前に飲まれている
エッグコーヒーが飲めるというカフェは、新大久保駅から大久保通りを歩いて行って路地に入った奥の方にあります。

その名も「Egg Coffee」。そのままメニューの名前が店名になっています。店内はそんなに広くはないですが、平日の夕方でお客さんがいっぱいでした。

このニワトリのマークがお店のマークみたいです。
メニューを早速確認!

ずらずらっとコーヒーを中心としたメニューが並びます。目的のエッグコーヒーはいくつか種類がある模様。

「エッグコーヒーサヤインゲン」というのが気になりますが、お店の方に聞いたらその名前の通り、「豆」が入っているのだとか。これは次回試してみることにして、早速、普通のエッグコーヒーを頼みます。
さて、この「エッグコーヒー」ですが、ベトナムに暮らす知人に確認したところ、ハノイ発祥のドリンクで当たり前に飲まれているのだとか。知人にエッグコーヒーの説明をしてもらったところ
「ベトナムで飲まれるエッグコーヒーは卵黄と練乳を撹拌させたものに、ベトナムコーヒーを入れたもので、カスタードのようなスイーツに近い味わいのドリンク。
まるでスイーツみたいなコーヒー!これは気になりますね。知人の話だと、「ベトナムコーヒーにはバターが入っているのが当たり前」「ヨーグルトを入れたコーヒーもある」とのこと。ベトナムのコーヒー文化、かなり独特な感じがします。
まるでプリンみたいなもっちり濃厚な味わい!
エッグコーヒーは、前述した通り、卵をしっかり攪拌させることがポイント。ということで、少し時間がかかるよう。
しばらくすると待ちに待った「エッグコーヒー」が到着しました。

これが「エッグコーヒー」。卵の部分と、コーヒーの部分で2層になってます。上の白い部分が攪拌した卵だそう。

冷めないように、カップの下にはお湯が張られた小皿が付いています。常に温かい状態で飲むことができます。
お店の方に飲み方を聞いたところまずは卵の上澄みのみをスプーンで食べ、濃厚な卵を味わってから、下に溜まっているコーヒーと混ぜながら飲むのだそう。

まずは、このとろっとした卵をいただきます。


う〜ん!濃厚!練乳が入っているので、食感を含めカスタードクリームのような味わいです。攪拌がしっかりされてるので、もったりしています。確かにドリンクというより、スイーツみたいな感じです。

しっかり卵を味わった後は、下のコーヒーの層と少しずつ混ぜていただいてみます。コーヒーはかなり濃く、卵と一緒に飲むと、カラメルっぽい味わいに。「プリン」っぽいというのがわかります。

1杯だけでかなり満足感のある「エッグコーヒー」。卵とコーヒーの不思議な出会いでしたが、美味しくいただきました。
まるで異国に来たみたいな気分でコーヒータイムを

この「Egg Coffee」には、ひっきりなしにお客さんが訪れていました。そのほとんどが、外国人。場所柄韓国人の方も多いですが、ベトナムの方も多く見られました。
他にもヤシの実を丸ごと使ったジュースもあり、ベトナム人のスタッフの方に聞くと、こちらもオススメなのだそう。隣の席のベトナム人の女性が、ヤシの実ドリンクを飲んでいましたが、本当にそのままで驚きました。
ベトナムのコーヒー文化を垣間見れる「エッグコーヒー」。想像以上においしいドリンクでした。ぜひ飲みに行ってみてくださいね。
(西門香央里)
Egg Coffee
新宿区百人町1-3-25 ホワイトコート新宿