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うまい棒を生み出した「やおきん」が自社工場を持たない理由

2017年6月16日 08時00分 ライター情報:五反田マモル

「駄菓子」と言われて、真っ先に思いつくのは何だろうか? 年代や地域によってもさまざまだと思うが、デジタルネイティブ世代や今の30〜40代にとって、駄菓子の代表格と言えばやはり「うまい棒」だろう。筆者も子供の頃、握りしめた10円玉をいったい何本のうまい棒に変えてしまったのかわからない。

近年では、2ちゃんねるやYouTubeなど、現在のネット文化の領域でもしばしばアイコンのように扱われるうまい棒。このように、うまい棒の認知度は世間的に高くても、その販売メーカーである「やおきん」について我々はよく知らないのではないか。筆者もその一人だった。早速、気になって調べてみたのだが……驚いた。


やおきんの公式サイト上には、360と把握しきれないないほどの駄菓子のラインアップが掲載されているのだ。日本中の駄菓子屋にある、すべての駄菓子がやおきん謹製なのではないか!? とすら思えるほどだ。なんだか気になってしまったので、やおきんに取材を申し込んでみることに。営業企画部の田中さんが疑問に答えてくれた。

やおきんは工場を持たない「ファブレス企業」という側面を合わせ持つ会社だった!


やおきん八潮営業本部

――私は30代半ばなんですが、小さいころから慣れ親しんでいるうまい棒がコンビニで売っているのを見ると、今でも思わず購入しています。「やおきん」という会社名は昔からなんとなく知っていたのですが、公式サイトを見たときに「300を超える商品ラインナップがあったのか!」と、正直驚きまして。味やお菓子の種類の多さについて、なぜあのような展開の仕方をしているのでしょう?

「やおきんは現在ひとつの『メーカー』という立場ではあるのですが、自社の工場は持ってはいない、実は世の中でいうところのファブレス企業のような側面も持った会社です。さまざまな製造メーカーさんが扱う、ふがしやきなこ棒、にんじん、ミルクせんべいなど、いろいろな商品を取り扱っているのです」

――つまり、やおきんは代理店のような動き方で交渉や契約の部分を担当することで、駄菓子を長年作っているような中小さんの販路を担ってあげるのが、大きな役割ということですね。

「そうですね。ただ、あくまでメーカーさんと商品があってのことですので、そこは逆に我々のほうがたくさんの品揃えを持たせて“いただいている”、という感じなんです。単純に『我々はファブレス企業です』と言い切れない部分はそこにあります。

スーパーマーケットの商談でいうと、1品1品『この新商品が出ました』と持っていくときもあったり、春夏、秋冬で棚ごとの選定会があったりします。

そういった際に、いろいろなメーカーさんの商品を『販売者やおきん』の商品としてもらうことで、我々は『販売の責任』というのも担っています」

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ライター情報: 五反田マモル

フリーライター。
もうかれこれ15年くらい、五反田を守り続けている。

コメント 6

  • 匿名さん 通報

    小さな町工場が食べていけるのは、こういった販売口があるからなんだよね。ありがたい。お菓子作りのスペシャリスト達の集合体だね

    3
  • 匿名さん 通報

    リスカ創業者の武藤則夫の弟は菓道の社長で、両社の商品を扱う株式会社やおきんの石井俊夫常務は親戚である(wikiより)なるほど!

    3
  • 匿名さん 通報

    うまい棒のキャラクターも自社製じゃない?

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  • 匿名さん 通報

    コストダウンは、人任せか

    2
  • 匿名さん 通報

    少子化で駄菓子を買う子供も少なくなるんだろうな。老人がなつかしい味として食べるかもしれないけど。

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