中国の国内総生産はすでに日本の2倍以上の規模に達しており、成長率は鈍化傾向にあるとはいえ、2016年のGDP成長率は6.7%に達した。低成長にあえぐ日本とは対照的に、中国は今なお勢いよく成長を続けている。


 事実、上海や北京などの大都市はもはや日本の都市と遜色ないほどの発展を遂げており、ハード面だけを見れば非常に発達した都市だと言えるだろう。では、成長を続ける中国から見た日本は一体どのような国に見えるのだろうか。中国メディアの今日頭条はこのほど、中国人から見た日本の発展度合いについて考察する記事を掲載し、中国人ネットユーザーたちが議論を交わしている。

 中国も一部の大都市は極めて発達しているが、それでも日本を旅行で訪れた中国人旅行客の目には「日本は非常に発展した国」に映ると紹介。特に東京の発展ぶりに驚く中国人は少なくないと指摘。これに対し、実際に日本を訪れたことのある中国人ネットユーザーたちから多くのコメントが寄せられ、「日本の発展ぶりで特に印象に残ったのは、すべての点で『全方位』で発展していたということ」という意見があった。


 中国のように一部の大都市がハード面だけ発展しているのと違い、日本はハードもソフトも発達しており、「科学技術、経済、軍事、民度など、あらゆる点で高度に発達していたことに驚いた」という意見があった。また、東京などの地下鉄が非常に複雑であることについて、「日本は地下も地上も著しい発展ぶり」という声も見られた。

 なかには、「日本にあるものは中国にもある」という意見もあったが、これはやはり高層ビルや地下鉄などハード面のことであり、多くの中国人ネットユーザーは日本はごく一部が発展しているのではなく、社会のあらゆる点が非常に高い水準で成熟した国であり、その発展ぶりは中国以上であるという見方を示している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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