2016年8月、俳優の高畑裕太がホテル従業員の40代女性に性的暴行を働き、逮捕されたことは世間に衝撃を与えました。
このように若者が性犯罪に走る理由として、メディアが流す暴力的・性的な情報が関係していると、しばしば語られています。
もちろん、全てをテレビやネットのせいにするのは暴論ですが、性犯罪者を生む様々な因子の一つと考えられているのは間違いなく、近年のテレビ番組は過激な性描写を避ける傾向が見られます。

特にバラエティ番組における規制は、90年代から00年代にかけて格段に厳しくなりました。露骨なお色気番組は無くなり、少し突飛な事をしただけでBPOに睨まれるというのが現状です。そういった意味で、今回紹介する90年代中頃に『ガキの使い』でやっていたドッキリ企画は、今では絶対放送できない内容だったと断言できます。

ドッキリの被害者になった山崎邦正


ドッキリの被害者となったのは、山崎邦正(現・月亭方正)。決行された場所は、ガキ使一行が沖縄でのロケ終了後に訪れた現地のカラオケラウンジでした。夜8時、2時間前の夕食時から酒を煽っていた山崎はすっかり上機嫌。浜田のほっぺにチューをしたり、『WOW WAR TONIGHT』を歌ったりしながら盛り上がります。
しかし、楽しいのもつかの間。彼はすぐ近くの席で不気味な視線を送る4人の黒人いることに気づきます。ビビる山崎。
彼らこそ番組の用意した仕掛け人だったのですが、警戒されすぎてしまったため、松本の指示で一旦、山崎がトイレへ行っている隙に席を外させます。用を足して戻ってきたら、黒人が帰っていったと思い込み、山崎はほっと一安心。
再びはしゃぎだし、またトイレへ。ここで仕掛け人たちが動きます。

黒人に捕まった山崎邦正の生々しすぎる行動とは?


トイレで小の方を済まそうと、便器の前に立った山崎。そこへ仕掛け人が背後にそっと忍び寄ります……。次の瞬間、素早い動きで彼の体をガッチリ確保!「アァーー!すいません!すいません!すいません!」。
気が動転して、外国人相手に日本語を連呼する山崎。小便器の真横にあった個室の扉が開き、潜んでいた他の仕掛け人たちも次々と現れ、絶体絶命のピンチに。ここで一人の黒人が山崎の前に立ち、おもむろに自分のズボンを下ろしだします。

それを見て「犯される!」と思ったのか、さらに暴れる山崎に「シャラップ!」と言ってナイフを突きつける仕掛け人。生命の危機と貞操の危機……。天秤に掛けるまでもなく、彼が選んだのは命でした。
けれども最後の悪あがきで、大事なところは「開発」されたくなかったのでしょう。山崎は口で処理しようと黒人の股間に顔を近づけます。
しかし、そうはさせまいと仕掛け人たちは馬鹿力で後ろを向かせ、お尻を突き出させてパンツを脱がせました。

お尻にソーセージとローション…今では放送不可能な内容


そこへダウンタウンがやってきますが、山崎は後ろを向いているために気づきません。浜田と松本は、山崎の尻に魚肉ソーセージを押し当てるイタズラを敢行。すると、山崎は「Oh~…、Moneyいくらでも…」「いくらでもHow Much…」と連呼。浜田が肛門にローションの先端を突き刺すと「Oh~…Oh~…」と喘ぎます。
本人の談によると、ここで黒人の「モノ」が挿入されたと思ったらしく、早く終わらせようと感じているフリをしたのだとか。いやはや……何という生々しさでしょうか。

今では絶対放送不可能であろうこの一部始終ですが、ネタばれした後の山崎の憔悴しきった表情は、性的暴行の恐ろしさを示す教材にもなると思うのですが果たして…。
(こじへい)

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