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毎年1路線が廃線に……鉄道ジャーナリストに聞く、鉄道経営の現状

2017年3月28日 07時00分 (2017年4月15日 07時10分 更新)

JR北海道の一部路線の廃線協議が話題になったが、それは北海道に限ったことではないという。鉄道の廃線が増えている理由は? 鉄道ジャーナリストの梅原淳さんに話を聞いた。

年間1路線が廃線に

全国の711路線のうち、現在、廃線の危機にひんしている路線は、14路線。そのうちの10路線は、JR北海道だというが、そもそもなぜ廃線になってしまうのか、率直にその理由を聞いてみたところ、「乗客が少ないことと赤字が廃線になる主な理由です」と、梅原さん。

「これまで廃止になった路線は、やはり乗降客の少ない路線です。1本の列車に10人くらいしか乗っておらず、動かす経費のほうがかかるので、走らせるほど赤字が膨らみます」(梅原淳さん、以下同)

当然、乗客が減少すれば収益も減少する。現在、年間で1路線くらいのペースで廃線化が進んでいるそうだ。

「JRは経営母体が大きいので、大都圏や新幹線の売上でほかの赤字もカバーできますが、地方の私鉄や第三セクター(※1)の鉄道は、なかなか厳しいのが現実です。実際、ここ10年くらいは東京・名古屋・大阪といった三大首都圏では、ほとんど廃線になっていません」
※1:第三セクターとは、NPOや市民団体などの非営利団体や、国や地方自治体と民間が合同で出資・経営する企業のこと

地方は人口も少ないことから、各鉄道会社は厳しい状況に置かれているということだ。しかし、バスやタクシーなど、鉄道に代わる交通手段があればよいが、それも少ないという場所は多い。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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