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 大相撲の横綱・朝青龍が六本木で起こした殴打事件の被害者は、個人マネジャーではなく、一般人であることが明らかになって、大問題に発展しそうな様相を呈している。

 しかも、一部でも報道された通り、この一般人男性が、昨年の夏に芸能界を震撼させた酒井法子の"覚せい剤事件"でも登場したKだと聞いて唖然とした。

さらに、事件当日、朝青龍が一緒に飲んでいたタニマチは、脱税で有罪判決を受けたABCホームの塩田大介元会長だったという情報もある。

 3年前、1億5,000万円の脱税で逮捕状が出た塩田元会長は、妻の元銀座クラブママと海外逃亡。一昨年に逮捕されたが、筆者は塩田元会長が"覚せい剤使用疑惑"で内偵されていたという情報を警察関係者から入手していた。つまり、塩田元会長はかなりダークな人物で、横綱が付き合う相手としてはいかがなものか、と思わざるを得ないのだ。
 ちなみに、覚せい剤で逮捕された酒井法子夫婦が塩田元会長の豪華結婚披露宴に出席していたのもなにかの因縁か、と思えてくるのである。

 また、高相が逮捕された現場に駆けつけた一人として噂されたのがKだった。

Kは元暴走族の総長で、現在も暴力団関係の団体に所属していると警察関係者にマークされている人物。酒井夫妻やジャニタレの赤西仁らが出入りしていた西麻布のクラブ関係者だ。

「Kが関与しているクラブのオーナーはK・Sいう男で、4年前に暴力団員と一緒に大手芸能プロに押しかけて、住居不法侵入で逮捕されたことがある総会屋です。今回、朝青龍が塩田元会長と飲みに行っていた東京ミッドタウン近くのクラブ『F』も、K・Sは関与しています」(六本木事情に詳しい芸能関係者)

 一部報道によると、被害者のKは六本木では有名人だというが、K・Sと共にダーティな有名人で、保護責任者遺棄致死罪で起訴された押尾学被告とも接点がある六本木の"ダーティ人脈"ともつながっている。前出の芸能関係者によると、Kは、押尾と一緒に合成麻薬MDMA譲渡で逮捕されたネット販売業の泉田勇介とも親しい関係だったという。

 朝青龍のタニマチのひとりに、暴力団との黒い交際が噂されている占い師の細木数子女史がいることは有名だが、今回の事件を見てもしかり、横綱は、暴力団とつながりがある"ダーティ人脈"がお好きなようだ。

それだけに事件は起こるべくして起きた、ともいえる。裏社会との交際を頭から全面否定するつもりはないが、横綱というものに品格云々をあれほど求めるのなら、日本相撲協会は朝青龍を即刻解雇するのが筋というものだろう。
(文=本多圭)



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