まあモテたでしょうしねえ……。

 巨人の現役監督である原辰徳監督に“1億円問題”が降りかかり、プロ野球界は騒然としている。

 6月21日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が「原監督が元暴力団員に1億円を払っていた」というタイトルで報じたもので、それによると原監督が当時現役だった1988年ごろに、ある女性との不倫スキャンダルを表面化させないために、Kと呼ばれる人物に1億円もの“口止め料”を支払ったという。

 これに原監督は1億円支払いの事実を認め「私個人の不徳の致すところであり、浅はかなことをしたと思っています」と陳謝したものの、Kが元暴力団員だったという「文春」の報道には反論。巨人の桃井恒和球団社長も同20日、東京都内の球団事務所で記者会見し、「文春」の記事は名誉毀損に当たるとして、損害賠償請求訴訟を起こす方針を明らかにした。

 そんな中、別の意味で世間をあ然とさせたのが、1億円もの大金を見ず知らずの男性にポーンと支払ってしまった原監督の“感覚”だ。

「庶民ではありえない話。よほどヤバイ話を握られているか、金銭的に余裕があったかでしょう」とはプロ野球担当記者。

とはいえ、“浮世離れ”しているのは原監督だけではない。ケガから復帰し、現在巨人の現役クリーンナップを務めるXと、数年前に現役引退しバラエティタレントに転身したYも、夜の街で常識外れのトンデモ行動を起こしていたというのだ。目撃者の男性が語る。

「銀座の高級クラブを訪れたら、奥の席にXとYがふんぞり返っていたんです。しばらくすると『おめぇ何やってんだ、コラ!』という声が聞こえ、見てみるとXがホステスに足蹴りをかましていたんです。聞けば、酒の注ぎ方がなってなかったとのこと。

あまりの傲慢な態度に『これが天下の巨人軍の選手か……』と思いましたね」

 クラブ内の雰囲気も悪くなっていたことから、目撃者の男性は「その辺にしてあげといたらどうですか?」とXとYをたしなめたという。ところが、XとYは反省するどころか「なんだテメー!」と男性の方に歩み寄ってきたという。

「今にも殴りかかりそうな雰囲気だったので、男性が『(殴ったら)訴えますよ』と言ったんです。そしたらXが『やってみろよ。俺が誰だかわかってんのか。そんなもん潰せるんだよ!』と平然と言い放ったんです。

結局、別の客席で一部始終を見ていた本物の弁護士の方が出てきて、XとYに弁護士バッジを見せたところ、2人は『チッ!』と舌打ちしながら、奥の席に引き上げていきました」(別の目撃者の男性)

 事実ならば、XとYは無法者と言わざるを得ない。「彼ら以外にも傲慢な態度を取る巨人の選手は多いですよ」とは銀座の黒服男性。一連の“黒い疑惑”も含めて「巨人軍は紳士たれ」という言葉は一体どこに行ってしまったのか──。