このところ、あまり浮いた話がなかった芸能界だが、20日付のスポーツニッポンとスポーツ報知が、タレント関根勤の娘・関根麻里とK-POP歌手・Kが結婚を前提に真剣交際していることを報じた。

 両紙の報道をまとめると、麻里とKは約3年前にラジオ番組で共演し意気投合。

麻里が何度かKのコンサートに行くうちに交際がスタートし、もともと、麻里の父・勤もKのファンだったこともあって家族ぐるみの交際に発展。今年10月までKは約2年間、母国・韓国の男性の義務である兵役に就いていたため遠距離恋愛となったが、麻里は多忙なスケジュールを縫って渡韓し愛を深め、すでに結婚を視野に入れているというのだ。

 しかし、ワイドショーなどが双方の事務所に確認したところ、「仲はいいが結婚はない」と報道を否定した。

「最初、Kって聞いた時、大物のK-POP歌手だからイニシャルにしているのかと思った。そのぐらい、日本では知名度が低い。Kの事務所は淡々と問い合わせに答えていたようだが、麻里の事務所の担当者は『こんな話はあり得ない』と激怒。

多くのレギュラー番組やCMを抱えるため、事務所が把握していないのに『結婚』と書かれてかなり迷惑だったようだ。双方の事務所関係者の温度差が際立っていた」(ワイドショー関係者)

 記事によると、Kはすでに除隊し、デビュー時から活動の拠点にしてきた日本に戻って本格的に活動を再開。来年3月にDVDボックスと初の単行本、5月にミニアルバムを発売。6月にライブを予定しているというが、どうやら、今回の記事は活動再開に向けた一方的なPRだったようだ。

「確かに、関根親子がKのコンサートに来ていたという情報はあったが、あの親子は仲がいいので、東方神起のコンサートにもそろって来ていた。Kの日本の窓口といえば、柴咲コウ竹内結子らが所属する大手プロ『スターダストプロモーション』だが、広報担当のS氏はお気に入りの記者を使って今回のような記事をよくやる。

いつもなら報知とサンスポだが、たまにスポニチにも振り分けて恩を売っているので、今回、サンスポは外されたようだ。翌日になって事務所も公式に『仲はいいが、結婚はありえない』というコメントを出したが、サンスポ以外はコメントの後半を意図的にスルーし、『事務所も仲がいいことを認めた』とだけ報道、それをもって“事務所も交際を認める”とした。実際には交際しているかどうかも怪しいし、結婚なんてもってのほか。結局、大手スポーツ紙がK復帰のプロモーションに大々的に協力しただけという、ある意味で恐ろしい状態ですよ」(スポーツ紙デスク)

 こうしたなりふり構わぬPR作戦も、下火となったK-POPの断末魔といえそうだが……。