「週刊ポスト」(4月11日発売号/小学館)において、女優・吉田羊との自宅7連泊“20歳差熱愛”を報じられた後、「週刊文春」(5月19日発売号/文藝春秋)では、泥酔&30代女性への抱きつき・痴漢騒ぎによる110番通報が報じられた、Hey!Say!JUMP中島裕翔

 実は中島は、2014年には「週刊文春」で、靖国神社の「みたままつり」で境内付近に集団で座り込み、酒をガブガブ・タバコをスパスパ、乱痴気騒ぎを繰り広げ、警備員に声をかけられると、「ひょっとこのお面」姿で軽妙なステップを踏んだといった記事が報じられてもいる。



 こうした一連の報道について、Hey!Say!JUMPのファンの間では、不満の声が日々膨れ上がっているという。ジャニーズに詳しい週刊誌編集者は、こう話す。

「中島はJr.時代から何本ものドラマに出演するなど、ジャニーさんのスペオキとして大変な推されようでした。Hey!Say!JUMPとしてデビューした当時も、センターのポジションにいましたが、シングル2曲目でセンターが山田涼介と高木雄也の2人に代わり、3曲目から山田のワントップになったことはよく知られています。その理由について『身長のバランス』『背が伸びすぎたから』などと言う人もいますし、本人もテレビ番組で『センターを奪われた』などと悲劇的に語っていますが、本当の理由は『圧倒的な人気の差』でした。中島の人気は実際、グループの中では常に真ん中くらい。
にもかかわらず、マネジメントの管轄が藤島ジュリー景子副社長になってからは特に、ジュリーさんのお気に入りということで、ドラマや映画の主演をはじめ、多数の個人仕事が舞い込み続ける状態です。今回の一連の報道があっても、謹慎などの処分があるどころか、ますます推されているため、ほかのメンバーたちのファンが怒りや絶望を感じているのです」

 だが、実は中島の推され方は「特例ではない」という。

「ジャニーさんの歴代のオキニやスペオキは、ヤンチャだったり、自己主張が激しかったり、お騒がせキャラが多いんですよね」(同)

 例えば、オーディションで不合格となったのに、ジャニーさんの「Youも残っちゃいなよ」の一声で合格した赤西仁黒木メイサとの結婚を事務所に「事後報告」し、予定されていた主演ドラマを降板、全国ツアー中止・謹慎処分などを経て、事務所を退所している。

 また、山下智久錦戸亮は、14年に六本木の路上での一般人とのトラブルによる器物損壊容疑で書類送検されたが、錦戸は特に処分なく『ごめんね青春!』(TBS系)に主演。

「元関ジャニ∞・NEWSの内博貴などは、オーディションのときに踊らず、ゲームをしていたところ、ジャニーさんに踊らない理由を尋ねられ、『こんなんやりたないねん』と言ったら、うどん店に連れて行ってもらったというエピソードが知られているほどのお気に入りなんです。
そんな彼は、かなりの“推され”だったにもかかわらず、未成年飲酒で芸能活動を中断。しかし、復帰してからはドラマ主演があったり、舞台の主演が途切れず入っていたり、個人仕事が多く、なぜか謹慎後に『出世』してしまったような不思議なポジションにいます」(同)

 ちなみに、「元祖・スペオキ」といわれるKinKi Kids・堂本剛は、繊細すぎる性格ゆえか一時期病んでしまったほどで、前述のような例とは大きく異なる。また、現在の「スぺオキ」といわれる中山優馬SexyZone佐藤勝利については、こんな評価も。

「非常に真面目な性格で、仕事熱心で努力家で、スキャンダル知らず。ただし、非常に頑張っているのに、ジャニーさんの寵愛の色が濃すぎるためか、なかなか人気がついてこないのが残念なところです」(同)

「ヤンチャなオキニ・スペオキ」は週刊誌ネタに事欠かない問題児だらけ、「真面目なスぺオキ」は箱の中に閉じ込められた者ばかり。なんとも難しい問題だ。