かつて「天才子役」と称された女優の美山加恋(20)が、自身の誕生日である12月12日に公式Instagramを開設。20歳の大人の女性になった姿に「美人になった」との声が続出し、再び注目が集まっている。



 Instagramのトップページには「美山加恋 はたちデス」と記され、最初の投稿は「成人しました!美山加恋です。記念にインスタ始めてみたよ」と綴りながら、にこやかにカメラを指さしているもの。続いて「楽しい誕生日だったな。ちなみに初めて飲んだお酒はシャンパンでした。おされ」とのコメント付きで、ダブルピースするスナップショットとバースデーケーキにしがみついている姿を合成した楽しげな写真を投稿した。

 これにネット上のファンからは「加恋ちゃんがもう20歳!? めっちゃ美人になってる」「子役時代のイメージが強いから大人の女性になってるの衝撃」「やっぱり美人さんになったなあ」「面影はあるのに昔より可愛くなっててビックリした」などと、時の流れの早さを感じながらも美人に成長したことを称賛する声が数多く寄せられた。


 一部のネット掲示板では人気子役が成長すると「劣化」などと揶揄されることも珍しくないが、某巨大掲示板においても「めっちゃ可愛いやん」「子役が可愛く成長するの珍しい」「星野真里に似てる」などと絶賛コメントが殺到。「元子役の美山加恋さん、育成成功」と題したスレッドまで立てられ、若干失礼な表現ながらも美山の成長ぶりを褒めたたえる言葉が多く上がっている。

 美山といえば、2004年に放送されたSMAP草なぎ剛(42)主演のドラマ『僕と彼女と彼女の生きる道』(フジテレビ系)で主人公の娘役を当時8歳で好演。天使のような愛らしい顔立ちと大人顔負けの演技力で「安達祐実以来の天才子役」と騒がれた。それ以後も実写ドラマ版『ちびまる子ちゃん』(フジテレビ系)の「たまえ」役や、主婦層に好評を博した昼ドラ『砂時計』(TBS系)の主人公の少女時代などを演じ、業界屈指の人気子役になった。

 だが、いわゆる「子役」としての旬の年齢を過ぎてからは露出が徐々に減少。
ドラマや映画の出演は続けていたが、脇役や単発ゲスト出演が多くなっていた。子役時代のイメージで止まっている人が多いのも、その露出激減が影響している。

 しかし、近年は大人の女性として再び女優業が活発化。元ももいろクローバー早見あかり(21)主演の深夜ドラマ『ラーメン大好き小泉さん』(フジテレビ系)ではメインキャストのひとりに起用され、今月29日に年末スペシャル版の放送が決定するなど本編終了後も支持されるほどの人気作となっている。 また、伝説の昼ドラをリメイクした『新・牡丹と薔薇』(同)に出演したことも話題になった。

 さらに今年公開された映画『燐寸少女 マッチショウジョ』で大人の女性を演じ、来年1月公開予定の映画『僕らのごはんは明日で待ってる』でもメインキャストのひとりに起用。
にわかに再浮上の機運が高まっている。

「一般のドラマや映画だけでなく、最近はアニメ系の仕事にも積極的に進出。今年は人気コミックを原作にした『「終わりのセラフ」The Musical』や『ROCK MUSICAL BLEACH~もうひとつの地上~』といった"2.5次元ミュージカル"に出演し、ファンから好評を博しました。さらに、今年放送された深夜アニメ『エンドライド』のヒロイン・アリシア役でアニメ声優に初挑戦。アニメファンは専業の声優以外が配役されることに非常に厳しいのですが、美山さんの演技は評価が高かった。子役時代から培ってきた演技力があるからこそ、どんなジャンルにでも対応できるのでしょう。
新たな分野で高く評価されたことも、再浮上に好影響を及ぼしています」(アイドルライター)

 現在は大人の女性に成長した姿と子役時代のイメージとのギャップに驚いている人が多い状況だが、何にでも対応できる「演技派」の美人女優として再評価される日は近そうだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)