のんを一向に女復帰させようとしない芸能界に対し、批判ムードが高まっている。

 のんは、30日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が発表した「好きな女優ランキング」で、昨年に続き首位に。

以下、2位はのんとトラブル中のレプロエンタテインメントに所属する新垣結衣、3位は同ランキング常連の綾瀬はるかだった。

「29日には、ビデオリサーチが『テレビタレントイメージ調査結果』(2017年2月度)のトップ50人を発表しましたが、のんは圏外。これはビデオリサーチが独自に選んだ1,000人のタレントの好感度を調査したもので、のんはこの1,000人になぜか入れてもらえていないようです……」(芸能記者)

 のんといえば、昨年7月に個人事務所の所属として復帰。しかし、改名後の目立った女優仕事といえば、昨年公開されたアニメ映画『この世界の片隅に』と、同映画プロデューサーが手掛けるテレビアニメ『鬼平』(テレビ東京ほか)のゲスト声優くらいのもの。姿を伴った演技での出演は叶っておらず、ファンをやきもきさせている。

「のんは、今月からLINEモバイルのテレビCMに出演。
白シャツ姿で、ただ佇んでいるという内容ながら、その透明感で視聴者の視線を釘付けに。さらに、今月からのんの公式サイトで販売を開始したカレンダーは、『かわいすぎる』とバカ売れしているとか。需要の高さは明らかにもかかわらず、バーニング傘下のレプロにビビッて干し続ける芸能界には、世間もほとほと呆れ返っています」(同)

 復帰時には「女優を中心にやっていきたい」と語っていたのんだが、最近は、台湾のIT系企業が設計・開発を行う自転車「BESV」のPR記者会見に出席したほか、書籍『創作あーちすと NON』(太田出版)の出版など、芸能界のしがらみとは縁遠い業界で細かい仕事をこなしている。

「とはいえ、女優としてオファーがないかといえば全くそんなことはなく、のんサイドが多くの依頼を断っているという実情も。一度、国民的女優にまで上り詰めてしまったためか、はたまた仕事を詰め込みたくないのか、興味のない仕事や、スケジュールを大幅に取られるような仕事は片っ端から蹴っているようです。周辺の芸能関係者も、『なぜこんな仕事は受けるのに、こっちの仕事は受けないのか?』と、その判断基準に首を傾げています」(同)

 芸能界が村社会であることを表面化させた、のんの独立騒動。
彼女が『あまちゃん』(NHK)のような演技を見せる日は、一体いつになるのだろうか?