がんで闘病中だったフリーアナウンサー・小林麻央さんが、22日に亡くなった。

 芸能関係者は「死亡の一報が入った22日には、各社が自宅に詰めかけるなど、物々しい雰囲気になりました。

特に日本テレビは特番を組むようで、そのクルーが慌ただしく関係各所に配置されました」と明かす。

 麻央さんの体は進行性のガンに冒され、全身に転移。先日はついにアゴにまで移ってしまったほか、皮膚からがんが飛び出すほど壮絶なものだったという。

 芸能関係者は「余命が言い渡された中で夫である市川海老蔵さんは、麻央さんのために献身的に看病していました。在宅医療をしやすいように代官山近くから代々木に引っ越したり、体に良いと言われるものは全国から取り寄せたりと、ワラをもすがる思いだったようです」と話す。

 死亡の一報が入る直前の22日の午前中には、海老蔵が「日々の戦い、まおは日々病と戦っています。
支える側の家族も懸命に戦い日常を何事もないかのように過ごしながら家の中でひたすら戦っています」とブログを更新。切実な心境を吐露していた。

 その一方で、余命を宣告され、絶望の中で必死に闘病している麻央さんに対して、なぜかネット上では、あまりに心ない書き込みがされることもあった。

 前出の芸能関係者は「麻央さんがブログを書くことによって『金儲けをしている』などとネットで書かれていたようですが、麻央さんは、お金儲けを考えるとか、そんな精神状態ではなかったようです。死が迫る失意の中で、少しでも気を紛らわせることができればとか、良くなるように暗示をかけることができたらという趣旨でブログをやっていたにもかかわらず……。世間のあまりの非情な冷たさに驚きましたよ」と話す。


 苦しみと闘った麻央さん。その力強さに敬意を表したい。