<ANA PRINCESS CUP 事前情報◇12日◇早来カントリー倶楽部 北コース(6,514ヤード・パー72)>
13日(木)から2日間の日程で北海道・早来カントリー倶楽部にて開催される、ステップ・アップ・ツアー第13戦「ANA PRINCESS CUP」。同大会には2週間後の最終プロテストに挑む選手が数多く出場している。

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具体的に名前を挙げると、井上りこ、岡村優、沖せいら、桑原萌、小祝さくら、シド・沖野、スタイヤーノ梨々菜、曽田千春、高久あずさ、滝本二葉、辻岡愛理、乗富結、中井美有、西山美希、本多奈央、宮田成華、リカ・パークの17人。初受験の選手、挑戦しつづける選手と背景はさまざまだが、昨年のプロテストで最も悔しい思いをした一人は、1ストローク差で合格を逃したリカ・パークだろう。
韓国人の両親のもと、静岡県藤枝市で生まれた24歳。7歳からゴルフを始めて頭角を現し、14歳で渡米。高校卒業後はマイアミ大学へ進み、2016年3月に帰国、日本ツアーに参戦中という異色の経歴を持つ。
「14歳のころは取りあえず2年間とか、こんな長期間の気持ちではなかったんです。
ですが、あっという間に年が過ぎてしまいました(笑)。高校を卒業して大学に行かず、プロになろうと思いましたが、“絶対に大学で教養を身につけつつ、ゴルフチームに入ったほうがいい”と薦められて……」
いくつかの大学から誘いを受けた中でマイアミ大を選んだのは、岡本綾子と親交が深いことでも有名なパティ・リゾがヘッドコーチをしていたことが理由だった。「実は卒業する気はなかったんですけど、興味が湧いた教材があって……。運動生理学を専攻して学位を取りたいな、と」。大学では知識を得ることに楽しみを覚え、ゴルフチームでキャプテンを務めながら卒業までキャンパスライフを謳歌(おうか)。「正直、ゴルフだけの時期よりしっかり勉強しました。
友人と適度に遊んでゴルフに集中するという時期を過ごし、かつ一番成績が良かったという時代ですね。運動生理学の知識は今の自分に使うことが一番ですが、後のキャリアにも生かせたらいいと思っています」。
今季はQTランク114位で初のステップ・アップ・ツアー参戦。「日医工女子オープン」で7位タイに入ったものの、その他の試合では苦戦を強いられている。アメリカでは体格差から飛距離勝負ではなく、ショートウッドや100ヤード以内のショットに活路を見いだしていたが、「日本では細身の選手が多いことで、自分を見失っていたかもしれない。細身でも飛距離に自信を持つ選手が多く、それを見て無理に飛ばそうとしていたのかもしれません」。

だが、全日程の半分を終えて、ステップ・アップ・ツアーの戦い方にも徐々に慣れてきているという。
「今まで自分が想像したとおりにはきていませんし、この先も思うようにいくとは限らないですが、日本ツアーで土台を作りながら経験を積みたい。最終プロテストは1球1球集中して、4日間プレーしたいなと思います」。最終的にはアメリカでのプレーを希望するが、まずは日本での活躍を第一。プロテスト合格はそのファーストステップだけに、まずは今大会で活躍して翌週、昨年の雪辱を果たしたいところだ。

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