* * *
■1 株が大きくなる品種は株間をあけて育てる
葉をかき取って収穫する品種は、株が大きく育ちます。品種にもよりますが、株間は40cm以上と十分に確保しましょう。株間が狭いと日当たりや風通しが悪くなって生育が悪くなり、病気や害虫も発生しやすくなります。
■2 タネまき・植えつけの直後から害虫防除
キャベツの仲間なので、アオムシやコナガ、ヨトウムシ、アブラムシなどの害虫がよくつきます。
■3 株が大きくなる品種は苗を作ろう
株が大きくなる品種をタネから育てるなら、あらかじめポリポットにタネをまき、苗を作ってから植えると失敗が少なくなります。苗を育てている間も、害虫防除に努めましょう。
■4 追肥・土寄せを定期的に行う
株を大きく育てる品種は生育期間が長いため、追肥を行わないと肥料切れを起こして葉数が増えず、収穫量が少なくなってしまいます。
■5 春まきでは「催芽」させてからタネをまく
タネまき前に、あらかじめ少しだけ根や芽を出させておくことを「催芽(さいが)」といいます。春まきでは、まだ気温が低い2~3月がタネまき適期となるため、催芽させておくと発芽しやすく、発芽のタイミングもそろいやすくなります。
■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2017年8月号