FM OSAKAが主催する、飲酒運転撲滅を誓う10,000人のライブ『LIVE SDD 2017』を、2月19日(日)に大阪城ホールで開催した。

飲酒運転を撲滅させるべくFM OSAKAが2007年にスタートさせ、「STOP! DRUNK DRIVING」を合言葉に今年で10年目を迎えた“SDDプロジェクト”。
SDDに賛同し、参加をしている方(SDDメッセンジャー)は10年間で145万人に達した。その集大成として、19日の日曜に大阪城ホールで応募総数20万人の中から選ばれた1万1千人のSDDメッセンジャーを迎えて行われた『LIVE SDD 2017』は、節目に相応しい豪華なラインナップに加えて、ここでしか観れない貴重なコラボも数多く実現。トークなどをはさみながら4時間半近くにおよんだステージは、あらゆる世代の音楽ファンを熱狂させる多彩なヒット曲とパフォーマンスの連続とともに真摯なメッセージを伝えるスケールの大きなものとなった。

オープニングアクトとして開演前に、全国145万人のSDDメッセンジャーの投票によって選ばれた、村本れいとMiyuuが1曲ずつ聴かせると、10年目に相応しい『LIVE SDD』本編のトップを飾ったのは、10回連続で出演してきたTRF。冒頭からヒット曲「Overnight Sensation」で沸かせると、その後も「BOY MEETS GIRL」「survival dAnce ~no no cry more~」と連発して場内を一気に盛り上げた。

続いて、キラキラと光るエメラルドグリーンの衣装で登場し、2人の女性レゲエダンサーを従えてのステージで圧倒したMINMI、4回目の出演で終演後のトークでは「この360度ステージに戻ってくるとパワーをもらえる」と話して風格すら感じさせた家入レオ、デビュー10周年を迎えた男女デュオのmoumoonらが多彩なステージを展開した。


総合司会の小倉智昭が登場すると、全国の子供たちがSDDへのメッセージを書道で表現した“全国こども書道コンクール”の全国4エリアから選ばれた最優秀受賞者と作品が紹介され、大阪発信で全国に広がるプロジェクトの充実ぶりとなった。

続いて、出演直前に流されるビデオメッセージからひときわ大きな歓声が上がって人気急上昇ぶりがうかがえたDa-iCEは、勢いのあるツイン・ボーカルとダンスで圧倒。そして、初登場となった大阪・難波発のNMB48は「ナギイチ」「ドリアン少年」と人気曲を連打したあとに「当たり前のことなんですけど、一人でも多くの人にこのメッセージが届けられるように歌います」と前置きして、「365日の紙飛行機」を感動的に披露した。

ここで司会陣とともにSDDプロジェクトリーダーであるSTARDUST REVUEとTRFがステージに登場すると、10年間の成長としてこれまでの開催で積み立てられてきた1億円のSDD基金を、交通遺児育成基金に属する交通遺児のうち、音楽学校を志す学生を対象とした“SDD音楽奨学金”が4月よりスタートすることを報告。その最初の奨学生も紹介され、会場の多くのSDDメッセンジャーが感動とともに応援の拍手を送った。

そして、第1回からプロジェクトリーダーとして出演してきたスタレビは、自ら“シニア部門”と謙遜しながらも巧みなステージングで場内の一体感を高め、ゲストとして渡辺美里を迎えると、豪華コラボで「恋したっていいじゃない」、SDDのメッセージと歌詞がシンクロした「10years」、さらに80年代の邦楽ポップ屈指の名曲「My Revolution」をパフォーマンスした。


続いては、Chageの登場が告げられて大きな歓声が沸き、79年に書かれた初期曲であるバラード「終章(エピローグ)」なども渋く聴かせると、デュオ相手を務めるスタレビ根本の「せっかく来たんだし、アレやりたいんだけど」との振りに「オレはハモしか歌えないけど」と応えつつステージの裏からお揃いのコートを持ち出してきて、一回限りのCHAGE&ASUKAならぬ“チャゲ&要”が成立したところで90年代を代表する「YAH YAH YAH」を! 総合司会の小倉智昭が「よかった! 涙出た。いい歌はやっぱりいいよ」とステージで言ったように、高らかに歌い上げるサプライズな演出に観客もサビの大合唱で応えた。最後はここでSDDの裏テーマ曲のように10年歌い続けてきた名曲「愛の歌」で締めた。

そんなベテラン勢の強力コラボに続き、今年のトリを務めたのは5度目の出演となったAAA。大歓声に迎えられて新体制になって間もない6人のメンバーで登場すると、冒頭から新境地を示した最新シングル「MAGIC」を披露。続いて「さぁ、みんな踊るよ」と呼びかけてダンサブルな「NEW」でさらなる熱狂に誘うと、ラストはバックにSDDシンフォニックオーケストラを迎えてのスペシャルな共演で「涙のない世界」を聴かせた。


フィナーレには、オーケストラの背後に大所帯のSDDクワイヤーも加わり、この日の出演者が全員ステージに再登場してマイケル・ジャクソンの名曲「Heel The World」を披露し、10年間のSDDメッセージを集大成として発信した。

世代を超えた豪華な顔ぶれが一堂に会した『LIVE SDD 2017』の模様は、FM OSAKAで3月9日(木)の16:00~19:00、関西テレビで3月27日(月)の24:55~26:57、ケイ・オプティコム『eo 光テレビ』で3月28日(火)の21:00~22:30(※合計6回リピート放送予定あり)に放映される。

≪番組情報≫
■ラジオプログラム
『遠藤淳のYou've Got a Radio! ~LIVE SDD 2017 アンコール・スペシャル』
3月9日(木)16:00~19:00 FM OSAKAで放送
DJ:遠藤淳

『JD 共済 presents SDD 全国こども書道コンクール ~聞こえてる?わたしたちが願う「ゼロ」の声~』
3月5日(日)19:00~19:30 AIR-G'、FM OSAKA、FM FUKUOKAで放送
3月5日(日)20:25~20:55 K-mixで放送
DJ:森裕子

■テレビプログラム
『LIVE SDD 2017(予定)』
3月27日(月)24:55~26:57 関西テレビで放送

『LIVE SDD 2017 ~あなたには何ができますか?飲酒運転をなくすために~』
3月28日(火)21:00~22:30 ケイ・オプティコム「eo 光テレビ」にて3月・4月で合計6回リピート放送予定

関西テレビ
3月27日(月)の24:55~26:57、ケイ・オプティコム『eo 光テレビ』で3月28日(火)の21:00~22:30