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1ヶ月で総プレイ100時間を軽くぶっちぎり。史上最高の時間ドロボー3DS「ソリティ馬」

2014年2月19日 11時00分 ライター情報:多根清史

「ソリティ馬」公式サイトより
http://www.gamefreak.co.jp/solitiba/

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昔々ではないですがあるところに、競馬に勝てない下手っぴジョッキーがいました。生死の境をさまよった彼(彼女」の性別も選べます)の元に神様が現れ、「ソリティアを上手くプレイしたら勝てるようにしてやんよ」(意訳)と告げられるのでした……。

ソリティア×競馬ーー決して出会うはずのない二つが出会ってしまった『ソリティ馬』。本作がニンテンドー3DS用のダウンロードソフトとして、500円で発売されたのが昨年の7月末のこと。ソリティアといえばWindows(7まで)を買うとマインスイーパーと一緒に付いてくるタダゲーの代名詞であり、500円でも高くない?と怪しんだものです。それから1ヶ月だけで、総プレイは100時間を軽くぶっちぎり。史上最高に遊びがいのある500円でした……そして時間ドロボー!

『ソリティ馬』は、ゲームフリーク初の自社パブリッシングタイトル(自社名義で発売するソフト)。ゲームフリークは『ポケットモンスター』シリーズの制作会社ですが、本作にはピカチュウもロケット団も出てきません(それっぽい名前の馬はいますが)。ポケモン抜きでもドハマリする面白さで、発売から半年以上たった今でも「俺の時間を返せー!」「単位を落としたよ……」といった被害届が後を断たないんですね。
まずは馬主から2歳の馬を任される「若駒モード」。出走させたら観ているだけの某競馬ゲームと違い、馬を走らせるのはジョッキーであるプレイヤーのお仕事です。お馬さんをやる気にさせるのは、もちろんソリティア。Windows用のソリティアは「フリーセル」という種類ですが、こちらは「ゴルフ」と言われるタイプ。山札のカードの数字と±1のものを場札から取り除き、全てなくなればクリアです。「K」と「A」が繋がるようにアレンジされ(本来は「K」は「Q」、「A」は「2」としか繋がらない)よりスピーディーな展開になってます。
カードを上手く取れば取るほど“折り合い”がアップし、馬が本気で走ってくれる。逆に多くのカードを残すと、馬がいうことを聞かなくなって暴走し、スタミナを消費して終盤がバテバテになります。スタートダッシュの良し悪しもソリティアで決まるので、腕前が上がれば上がるほど「強くなった!」と喜びをかみしめられるわけです。

お次は馬の走りを操作する「コントロールモード」。画面をペンでコスって“折り合い”を「気合」に変換し、線を描いて走るラインを決める。

ライター情報

多根清史

1967生。『オトナアニメ』(洋泉社)スーパーバイザー/フリーライター。『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)など。

URL:Twitter:@bigburn

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