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「けいおん!!」ライブレポ~押入れにギターが眠っている三十路にこそ伝えたい~

2011年2月21日 11時00分

ライター情報:たまごまご

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さいたまスーパーアリーナに3万人が集まった「けいおん!!」ライブ。これは物販列で、写っていないのも含めると倍以上います。チケット争奪戦も強烈で、一般申し込みは30秒から1分で売り切れるという有様。若者だけじゃなく大人達をも魅了するこのライブの底力はどこにあるの?!

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お久しぶりです! 「けいおん!!」クレイジーなぼくです!
が。
声優のライブとかってものっすごく抵抗あったんですよ。
普段夏フェスとかジャズライブとかには行くんですが、「サイリウム(光る棒)を振るライブ」ってほぼ行ったことないのです。
しかも声優さんでしょう、歌の本職じゃないわけです。うーん、それは音楽ととらえていいのかなあ、みたいな偏見もあり、「大人向けじゃないんだろうなあ」と首を傾げていたんですよね。アニメが好きだから楽しめるだろうけどー程度でしたが……今思うとかなり穿った目線だったよ! そう思っていた自分に、過去に戻って延髄蹴りかましたいね!
一昨年の「けいおん!(びっくりマークは一個)」ライブに、アニメが好きだったからという理由で「どこまで乗れるかわかんねーな」とか思いつつ行ったら……どハマりしまして。
今回は「けいおん!!」二回目のライブなのですが、確信しました。
これは大人が楽しめるライブだ。特に三十代
 
事実として、声優さんは歌のプロじゃないです。
観客としては当然彼女達に「楽器・歌のプロらしさ」は求めていません。求められようはずがない。
ところが彼女達、こなすんですよ。確かに声優さん達の演奏は完璧ではありませんが、仕事の合間に練習し続けているんです。今回は間違いなく一昨年よりうまくなっていました。多少簡単にアレンジされているものの、ずぶの素人の、本職とは関係ない楽器を必死に演奏している。
しかもさいたまスーパーアリーナの三万人の前で。
もうこれだけで叫ばずにいられないんですよ「がんばれ!」って。
 
この時気づきました。
アニメ「けいおん!」は1年生から3年生にかけて少女たちが成長をする物語。よく聞くとわかるのですが、作中の彼女たちの演奏もレベルアップしているんです。そういう風に作曲されているんです。
声優さんたちは演奏経験なし、ほぼ0から練習しています。アニメキャラとまったく同じ「成長」を舞台の上でぼくらは見ている。追体験している。
このドキュメンタリー感が「けいおん!!」ライブの企画のすごさなんです。作品と、声優さんたちの本気と、観客が一体になれる場所を作ってしまった。
思いを伝えるのにぴったりはまるのがサイリウムの棒。こぶしを突き上げるのもいいけれど、手に光をもって応援する様子は、ちょっとした「ロッキーホラーショー」状態。あるいは今の「プリキュア」映画のミラクルライト状態。
 
今回のライブのラストで一番印象に残っていたのは、秋山澪役の日笠陽子さんのセリフでした。

ライター情報

たまごまご

フリーライター。「ねとらぼ」「このマンガがすごい!WEB」などで執筆中。ひたすらに、様々な女の子の出てくるマンガを収集し続けています。

URL:たまごまごごはん

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