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ゲームクリエイターもびっくり、小学生が算数ゲームの企画書作りに挑戦

2013年11月20日 11時00分 ライター情報:小野憲史

小学生がプロと同じスタイルで算数ゲームのペラ企画に挑戦! 見本を紹介する「きっしー先生」こと岸本好弘氏(東京工科大学)

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算数ゲームのアイディアを考えて、一枚の画用紙に企画書としてまとめよう!

こんなユニークなイベントが、2013年11月16日と17日に、東京・有明のパナソニックセンター東京 リスーピアで開催されました。一部が講演、二部がワークショップで、対象は小学5年生以上のお子さんを含む親子連れ。二日間でのべ100名以上の親子が参加しました。

講演と司会をつとめたのは、きっしー先生こと東京工科大学の岸本好弘先生。元ナムコで「ファミスタ」シリーズを作った、伝説のゲームクリエイターです。講演中、壇上からどんどん子供たちに質問を投げかけ、ぐいぐい引っ張るきっしー先生。大学生による寸劇も披露され、子供たちは算数の重要性を、RPGの勇者におきかえて学びました。続くワークショップでは大学生のサポートを受け、企画書作りに挑戦しました。

おもしろいなーと思ったのが、コックとなって算数の問題を解きながら料理を作る「カルクック」。小学5年生のヒビキ君が考えたアイディアです。タイトルは「カリキュレーション」と「クッキング」をあわせた造語で、これだけでもセンスあり。計算問題に答えると料理が作られていくシステムで、ラスボスはフルコースのディナーなんだとか。ちゃんと難易度の概念まで入っているのには驚きました。

一方で、きっしー先生をうならせたのが「プライムシュート」という企画。サッカーゲームと思いきや、実は素数を英語で言うとプライムナンバー。つまり素数を次々に当てていくゲームだったんです。その発案をした子供は「グラハム数」=ギネスブックにも認められた最大の数=を好きな算数としてメモしており、「大学の先生である僕が子どもに教えられちゃった!」と、ビックリされていました。

ワークショップの最後は子供たちが一人ずつ、一分間ずつプレゼンタイム。「算数とゲームがつながって楽しかった」「人を楽しませるゲームを考えるのは、思った以上に難しかった」「次は小学1年生から遊べるゲームを考えたい」「大学生のお兄さん、お姉さんたちが手伝ってくれて、とても嬉しかった」なんて感想も聞かれました。教室で習う算数の授業と違って、自由に考えられるのが、みんな嬉しかったようですよ。

さてさて、このワークショップ、ゲーム業界人なら見覚えがあるかもしれません。ゲームの国際会議「CEDEC」の名物となっている、「ペラ企画コンテスト」とまったく同じなんです。特定のテーマを元にゲームのアイディアを考えて、A4のコピー用紙一枚にまとめるコンテスト。

ライター情報

小野憲史

主夫ときどきゲームジャーナリスト。趣味でNPO法人IGDA日本代表

URL:Twitter:@kono3478

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