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視点が決定的にジブリ版と違う。映画「魔女の宅急便」

2014年3月4日 11時00分 ライター情報:たまごまご
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実写映画「魔女の宅急便」最大の見所は、快活な小芝風花のキキの演技と、輝くようなスネ。少女の成長はその脚にあらわれています。

[拡大写真]

日本「このスネがきれい」映画オブジイヤー2014は、「魔女の宅急便」に決定です。
ぼくが決めました。
こんなにスネが美しい映画そうそうないよ。少女の快活さの権化だよ。

キキの衣装、魔女の正装って、黒のワンピースなわけですよ。
全身をその黒が覆うけど、膝丈なのでスネから下は見えている。
だから、スネが白く、画面に映えるんです。
いや、正直構図上、脚を意図して撮影していた。

「魔女の宅急便」は、13歳のハーフ魔女の少女、キキの成長譚。
ジブリ映画で見た人は多いでしょう。
だから今回の映画、どうあがいても、呪縛のように「ジブリ魔女宅」がついて回ります。

しかし、実際に見てみると意外にもさくっと「これは別物だ」とのめり込めます。
一つ目は、しつこいようですが、小芝風花のスネがきれいだから。
二つ目は、世界観がレトロ日本をごちゃまぜにしているから。昭和日本と現代日本をぐちゃぐちゃにした街の様子は独特なので、これだけでも見る価値あります。
三つ目は、視点が決定的にジブリ版と違うから。

ぼくも、小芝風花かわいいかわいいの一心で見に行きました。
実際彼女は、ダントツで画面で輝いています。他の登場人物が、モッサイ感じの、人間臭い面々で固めているので、彼女飛び抜けてかわいいのです。
パン屋の旦那とか、歌姫とか、どうしてこの人物なのー!?ってくらいかっこよくない。
人力飛行機を作っているトンボも、大変オタクくさい。理系オタクってこうだよねーというダサさ。
この比較のせいで、小芝風花=キキの百面相と、体全体を使った一挙一動に視線が行く。

この目線が、見ているとどんどん母親の目線に変わっていきます。

例えば。運動会で自分の娘が走っていたら、目が行くのは顔と脚ですよ。
転んだときに見つめるのは、泣いた顔と怪我をした脚なはず。
その時になんて声かける?
「あらあらかわいそうに」だけじゃないと思うんだ。
「もー何やってるの、ほれ頑張りなさい」じゃないかな。
ぼくは母親じゃないけど、そう言われて育ったよ。

序盤、仕事を見つけ、いきいきとする彼女のスネはキラキラ輝いています。元気に走り、飛びます。
しかし心が折れて挫折し、落ち込んでいく時彼女のスネは、それはもう傷だらけになります。

この時感情移入するのは、キキではなく周囲を固める大人の女性陣。
パン屋のオソノさん、キキのお母さん、クリーニング屋のおばさん。
ほれ、頑張りなさい。休んでたらかえってよくないよ。決めるのはあんただよ。

ライター情報

たまごまご

フリーライター。「ねとらぼ」「このマンガがすごい!WEB」などで執筆中。ひたすらに、様々な女の子の出てくるマンガを収集し続けています。

URL:たまごまごごはん

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