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突然の神作画で作画好き大歓喜。新「ルパン三世」今夜

2015年12月17日 09時50分

ライター情報:大山くまお

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いよいよ折り返し点に差し掛かった30年ぶりの新TVシリーズルパン三世。来年1月に放送されるTVスペシャルが、新シリーズの流れを汲んだ『ルパン三世 イタリアン・ゲーム』と発表されて、いよいよ楽しみになってきたわけだが、まずは11話「イタリアの夢 前編」をおさらいしよう。
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1話でルパンと結婚した富豪令嬢のレベッカ・ロッセリーニが見つめる謎の奇書。心理学から物理学、宇宙科学、脳科学に精通した日本人天才学者・浦賀航が遺したものだ。奇書の謎を解こうとするレベッカは、本の中にあった暗号文が示す廃屋に出向くが、そこでイギリス諜報部MI:6と遭遇、そのまま誘拐されてしまう。

MI:6のアジトで拷問を受けるレベッカ。MI:6は自分たちが追っている「イタリアの夢」についてレベッカが何か知っていると踏んだのだ。

執事ロブソンにレベッカ奪回を依頼されたルパン一味は、さまざまなトリックを駆使してMI:6のエージェントたちからレベッカを奪い返すことに成功する。しかし、そんな中、MI:6最強のエージェントと呼ばれるニクスが暴走を始めてしまう。

髪は逆立ち、目が赤く光り、至近距離からの銃弾も回避するニクスを見て、次元がポツリと一言「人間業とは思えねぇ」。いや、銃弾を叩っ斬るあなたのお友達の五エ門さんのほうが人間業じゃないのですが……。

なんとか逃げおおせたルパン一味とレベッカ。実はレベッカが唯一愛した男こそ、奇書を記した浦賀その人だった。しかし、浦賀は遺書もないまま自殺を遂げていた。レベッカは浦賀の真意を知るために、奇書を解読しようとしていたのだ。レベッカに代わり、不可能と言われる奇書の解読に乗り出すルパン。

「やったろうじゃねぇの。ワイフの願いをかなえてやるのが旦那の務めってぇもんだ

カッコいい!

ルパン一味全員集合! レベッカ奪回作戦


今回はルパン、次元、五エ門、不二子というルパン一味が久々に勢ぞろい(あと、銭形も)。ルパン一味が全員で一つの“仕事”に取り組むのは、実は今シリーズ初めてのこと。シリーズ構成の高橋悠也は今シリーズのルパン一味のことを「仲間であることが当たり前じゃない関係」と説明するが、一味が全員揃ったということは、それだけ今回のヤマが重要だったということだ。

物語の鍵となった奇書は、不可解な文章と奇妙な生物などの絵が描かれたもの。イタリアで発見された解読不可能な古文書「ヴォイニッチ手稿」をモデルにしたものと思われるが、実際は美術スタッフの蜂谷祥平(入社2年目)が描いた落書きを美術監督の山子泰弘が(勝手に)使ったものなのだという。

ライター情報

大山くまお

ライター。著書に『野原ひろしの名言』『野原ひろしの超名言』(双葉社)、『名言力』(ソフトバンク新書)、『中日ドラゴンズあるある』(TOブックス)など。

URL:Fire Stone and Water

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