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再就職のおじさんが見習いで入ってきたが、実は変装した会長だった件「覆面リサーチ ボス潜入」

2016年1月28日 09時50分 ライター情報:井上マサキ
用務員のおじさんが実は学園長だった、遊び人の金さんがお奉行様だったなど、「トップが素性を隠して潜入する」のはお話の世界ではお馴染みの展開。

じゃぁ実際に会社の役員が見習いになって現場に潜入してみようというドキュメンタリーが、NHK BSプレミアムで放送中の『覆面リサーチ ボス潜入』(毎週木曜21時〜) である。

大企業の社長や役員が変装し、素性を隠して自社の現場に潜入。カメラは「再就職者のドキュメンタリー」として同行する。現場で働きながら、社員の愚痴を聞いたり、荒れた現場に直面したりするボス。後日、潜入先で関わった従業員を本社に呼び出して、ボスが自ら正体を明かす……。

元々はイギリスの人気番組"Undercover Boss"のフォーマットなのだけど、その展開はまるで「暴れん坊将軍」。余の顔見忘れたか!だ。
「余の顔見忘れたか!」でお馴染み暴れん坊将軍。『覆面リサーチ ボス潜入』は悪事を成敗する話ではないので念のため。ボスが浜辺で白馬に乗ったりもしません。

簡単な変装なのに全然バレないわけ


1月の放送開始以来、既に「タクシー会社(日本交通)」「スーパーマーケット(西友)」「運送会社(西濃運輸)」の3本が放送済み。日本交通の会長、西友の店舗運営本部長、西濃運輸の常務取締役と、まさに《ボス》の役職に就く人物が変装して現場に潜入する。

変装といっても特殊メイクは使わず、カツラ+メガネ+ほくろといった程度。変装はボスの自宅で行われ、ボスは少年のようにワクワクした笑顔をしているのだけど、完成後の姿に家族は決まって大爆笑。西友のボスに至っては、娘に「キモい」と言われる始末。

しかし、これが全然バレない。役員の顔写真が貼ってる現場でも完全にスルー。潜入先は地方の営業拠点や物流拠点など、本社機能と組織的にも物理的も距離がある場所。そのため、現場で働く人はボスの顔などいちいち覚えていないのだ。

というわけで、見習いとなったボスは楽々と潜入できるのだが……現場では慣れない仕事でミスを連発してしまう。

日本交通のボスは大阪城と大阪駅を間違えてタクシーを走らせ、西友のボスは野菜のダンボールをカッターで開封して商品を傷つけ、西濃運輸のボスはちゃんと荷札を見て荷物を置けとドライバーに注意される。

現場には現場の苦労があることを身を持って知るボス。ミスを連発することで「見習い」という設定にリアリティが出て、なおさらボスだとバレない。いいやら悪いやらである。

見た目は見習い、頭脳はボス



ボスが潜入するのは4〜5箇所。地方の拠点に潜入したボスが目の当たりにするのは、現場で活躍する従業員たち。

ライター情報

井上マサキ

1975年石巻出身のフリーライター。元SEで2児の父。スマホアプリ・パパ育児・お笑いを中心に活動中。路線図鑑賞家。ケータイ大喜利第14号レジェンド。

URL:Twitter:@inomsk

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