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総括「R-1ぐらんぷり2016」嫌悪感をバカバカしさが越えた日

2016年3月7日 10時00分 ライター情報:井上マサキ
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“ひとり芸日本一”を決める『R-1ぐらんぷり2016』。総エントリー数3786人の頂点に立ったのは、「2兆個」のモノマネを持つ男・ハリウッドザコシショウだった。

全ブロックを振り返る


今年のR-1ぐらんぷりは、フリップや漫談といった技巧派より、体一つでぶつかっていく芸人に勢いがあった。ネタ時間3分という短さが、インパクト勝負に有利に働いたのかもしれない。ここで全ブロックをふりかえってみたい。
Aブロック:エハラマサヒロ、小島よしお、シャンプーハットこいで、サンシャイン池崎
イラスト/小西りえこ

■Aブロック:エハラマサヒロ、小島よしお、シャンプーハットこいで、サンシャイン池崎
キャラコント、フリップ、イエーイ!と、それぞれ別次元のネタが揃ったAブロック。「こじこじマリオネット」で登場した小島よしおは、TBS『水曜日のダウンタウン』(2月24日放送)の「この3人のやつ誰がやっても面白い説」を、図らずもフジテレビで実証する形に。事務所は今大会唯一のサンミュージック。いま大変でもそんなの関係ねぇ、だそう。
Bブロック:ハリウッドザコシショウ、おいでやす小田、横澤夏子、ルシファー吉岡
イラスト/小西りえこ

■Bブロック:ハリウッドザコシショウ、おいでやす小田、横澤夏子、ルシファー吉岡
「このあとでけへんで!誰ができるこれ!?(間寛平)」「ちょっと来週にせぇへんか?(板尾創路)」
なんといってもザコシショウの爆発力。ネタ後も客席含め笑いが止まらない。審査結果の発表を待たず、ネタ後に審査員がコメントをしたのはザコシショウのみだ。また、長くモノマネを続けている関根勤や清水ミチコが、ザコシショウのモノマネに持ち点3点すべてを入れていたのも印象的。「似てないのになお破壊するというのが、やったこと誰もないと思うんですよね。よく今まで売れなかったなと(清水ミチコ)」
Cブロック:厚切りジェイソン、ゆりやんレトリィバァ、とにかく明るい安村、マツモトクラブ
イラスト/小西りえこ

■Cブロック:厚切りジェイソン、ゆりやんレトリィバァ、とにかく明るい安村、マツモトクラブ
厚切り&とに安という昨年のR-1ブレイク組を含むブロック。厚切りジェイソンは昨年と同様日本語にツッコミを入れるネタだが、振りや間を丁寧に作りこんで漫談をブラッシュアップ。対して、とにかく明るい安村は裸ネタを封印し新ネタを投入。ブレイク組の戦略が異なっているのが面白い。混戦を制したのはゆりやんレトリィバァ。ゆりやんのたるんだ腹を褒める間寛平のコメントに「体型ですか!?」とWhyをぶつける厚切り。お笑いは難しい。

■ファイナル:小島よしお、ハリウッドザコシショウ、ゆりやんレトリィバァ
こんなストロングスタイルな3人が揃うなんて、誰が予想しただろう。全員「1本目にアレやって、2本目は何やるんだろう」と思われながら、蓋を開けたら2本目も同じ展開を続けるという強肩ぶり。

ライター情報

井上マサキ

1975年石巻出身のフリーライター。元SEで2児の父。スマホアプリ・パパ育児・お笑いを中心に活動中。路線図鑑賞家。ケータイ大喜利第14号レジェンド。

URL:Twitter:@inomsk

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