ラーメン二郎仙台店が、食べ切れないのに大盛りを注文して半分以上残した客にTwitterで苦言を呈した。これに対してSNSなどネット上では賛否両輪さまざまな声があがっている。

「クソ野郎三連コンボのお客様」


ラーメン二郎と言えば、トッピングについて「マシマシ」と注文したりすることで、量を大幅に変更できることで知られる。どんぶりからはみ出るほどこんもりと盛られた二郎ラーメンの画像をSNSに投稿している人も少なくない。だがそれを食べきれもしないのに面白半分で注文する人もいるようだ。




ツイートによると、ラーメン二郎仙台店では「大は多いので初めての方は小で」と、初心者にはラーメンの小サイズを推奨しているそう。しかしそんなお願いを再三したにも関わらず、大サイズで「全部マシマシ」と注文をしてきた客がいた。その客は半分以上残したうえに、笑いながら「食えるわけねーよ」と悪びれる様子もなかったようだ。

ラーメン二郎仙台店のTwitterは「クソ野郎三連コンボのお客様がいらしたので帰り際に人生初の『2度と来ないでくださいね~』が自然と口から出てて驚く」と投稿している。


店員が客を罵ったことに嫌悪感を示す人は少なくないようで、このツイートに「一応お金払ってるんだし失礼だと思いますよ?」「接客業なんだからお客様に文句をいちいち言うな。仙台二郎は、会員制にしたらどーですか? メニューにあるって事は、注文出来るでしょ?」「接待業やってて客に文句つけられるのは当たり前なんだから大目に見ろよ」と批判的なリプライが寄せられている。

しかし同時に、店が客を注意する権利だってあるという声も上がっている。「お金払ってるんだから何してもいいんだろーってそれただのクレーマーやん」「客が店を自由に選べるように、経営者にも客を選ぶ権利があります」「食べ物を粗末にして笑ってる客を飲食店の店員が怒って何が悪い? しかも注文前に何度も忠告していたんだぞ」と、お客様は神様だという論に反発している。

その後ラーメン二郎仙台店は、「お客様にいってやったぞー!どやー!ではないですよ」と意図を説明。「朝から一生懸命みんなで作ってるので、マシた物は食べて頂きたいです。当店、後からでも足せますので。食べれないのに大盛りの様を見たいだけの方、撮りたいだけの方は御来店頂かなくて結構です」と補足した。

最近はお金を払えば何をしても良いと勘違いしているモンスターカスタマー目撃情報は少なくない。1月9日の『朝日新聞』に掲載された読者からの投書も話題になったていた。こちらは居酒屋に来ていたシニアの男女グループがグラスを割ったにも関わらず、悪びれるどころか拭いているアルバイト店員に対し「早く拭いてちょうだい」と高圧的に急かしていたという。