警視庁綾瀬署は未成年と知りながら、男子高校生(16)にわいせつな行為をしたとして、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(買春)の疑いで、8月14日までに、自称飲食店従業員・鈴木努容疑者(31=宮城県仙台市青葉区川平)を逮捕した。

 逮捕容疑は、6月26日夜から翌27日朝、鈴木容疑者が当時住んでいた東京都足立区保木間の自宅に男子高校生を呼んで、現金を渡す約束をした上で、みだらな行為をした疑い。



 鈴木容疑者は「18歳未満だと知っていた。女より男とするのが好きだった」などと供述し、容疑を認めている。

 同署によると、鈴木容疑者は男子高校生がインターネットの掲示板に、「何でもします。お金をください」と、携帯メールアドレスを添えて書き込んでいたのを見つけて連絡した。

 携帯メールで数回やりとりして交渉。男子高校生に現金1万円を渡す約束をして、みだらな行為に及んだ。


 ところが、鈴木容疑者がやることをやった後、実際には金を渡さなかったため、男子高校生が27日、鈴木容疑者の自宅近くの交番に届け出て、事件が発覚した。

 鈴木容疑者は、犯行時は足立区保木間に同好の士と住んでいたが、7月上旬に仙台市内に移り住んでいた。

 同署によると、事情聴取に対し、男子高校生は「興味があった。手っ取り早く稼ぐには、体を売るしかなかった」と話していたという。同署では、男子高校生の両親も呼んで、今回の行為を厳重注意した。
(蔵元英二)