(嘉義 19日 中央社)19日午前7時45分頃、台湾鉄路縦貫線嘉義―南靖間を走行中だった列車の運転士から、異常な揺れがするとの連絡があり、同局で調べたところ同区間でレールが約20~30センチにわたって破断しているのが見つかった。同局関係者はレール溶接の不手際で構造上弱かった箇所が、気温の変化で伸縮し破断したのではとみている。


現場では復旧作業が行なわれ、同8時46分までに運転を再開。列車9本、1790人の乗客に影響が出た。このトラブルによる人的被害はなかったが、破断した部分が長ければ、列車が脱線する恐れもあった。

台鉄では現場と同時期にレールの溶接が行なわれた箇所の点検作業を行ない、運行の安全を確保するとしている。

(陳葦庭、黄国芳/編集:齊藤啓介)