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インタビュー

柴咲コウ

しばさきこう

柴咲コウ

優とシンガーというふたつの顔を持つ柴咲コウ。映画『日本沈没』やドラマ『Dr.コトー診療所2006』といった人気作品に出演。さらに07年も映画『どろろ』の公開が控えている。といったふうに、女優業が多忙な彼女だが、シンガーとしての活動も両立させており、12月6日にニュー・シングル『actuality』をリリースした。シングルのリリースは、沢尻エリカが主演を務めたドラマ『タイヨウのうた』の主題歌に起用された「invitation」以来、4ヵ月振り。本作で11枚目となる。
前作「invitation」は暑い夏をイメージさせるアップテンポな楽曲だったが、今回は冬が舞台のミディアム・ナンバー。それもそのはず、「actuality」は彼女にとって初めてのクリスマス・ソングだから。
今回も歌詞は彼女自身によるもの。いくつかのシーンが移り変わり、折り重なることでクリスマスの雰囲気をうまく出している。タイトルには“現実”や“現状”といった意味があるが、歌詞にはリアリティーのある情景がたくさん盛り込まれている。まるで、いくつかのスナップショットを散りばめたような感じに。なので、リスナーは歌詞のどこかひとつのシーンに自分自身を重ねることで共感度がグッと高くなるはずだ。“きみ”という言葉が使われた男性目線で描かれているのも新鮮に感じられる。
サウンドもイントロからキラキラとしたサウンドが広がり、クリスマスの季節にピッタリ。いい感じに肩の力が抜けたヴォーカルも聴き手に安心感を与え、リラックスさせてくれる。表現力の豊かさという点でも彼女は群を抜いている。それは女優と両立させていることが、彼女の大きな武器となっているのだろう。
サントリースパークリングワイン「フレシネ」のCMソングとしてオンエア中だが、今年に限らず、これからの冬のスタンダード・ナンバーになり得る曲だと言える。
カップリング曲の「一緒に暮らそう」もクリスマスの情景を描いた楽曲になっている。一緒にいたい。そんな想いが描かれた歌詞からは、温かさが感じられる。「actuality」と雰囲気は違うが、ストリングスを取り入れた厚みのあるサウンドを含め、クリスマスのイメージをうまく捉えた作品だ。
まだまだ、それだけではない。もうひとつのカップリング曲「綿の雪」。この曲もクリスマスの夜を歌う作品だ。3拍子と4拍子が交差する柔らかいサウンドが特徴になっているが、ヴォーカルもサウンドに合わせるようにフンワリとした仕上がりになっている。リズムが変則的ということもあり、高い歌唱力が要求されるが、この曲を自然に歌えているところがシンガーとしての柴咲コウの凄さなのだろう。
そして、通常版のみ「分身」という曲が収録されている。この曲は、大同生命のCMソングとしてオンエアされているミディアム・バラード。ゆったりとしたリズムに合わせて歌う彼女の歌声はとても伸びやか。
シングルという枠を超えるような盛りだくさんな1枚となった『actuality』。この作品から表現者としての柴咲コウの魅力をたっぷりと感じ取ってもらいたい。

文/田中隆信

NEW RELEASE

『actuality』
New Single
【初回盤】
『actuality』
発売日:2006/12/06
UPCH-9277
価格:¥1,575(税込)
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『actuality』
New Single
【通常盤】
『actuality』
発売日:2006/12/06
UPCH-5431
価格:¥1,260(税込)
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