| Excite: | エキサイトミュージック初登場ということなので、プロフィール的なことから聞かせてください。まずは結成の経緯を。 |
| ko-dai:元々Sonar Pocketは、僕とeyeronの二人でやってたユニットだったんです。僕はSonar Pocketの他にソロでやっていたり、eyeronも別のユニットをやってたりしたので、いくつかやっている中の一つといった感じでした。なので、アグレッシブに活動してるユニットではなくて、2ヶ月に一回、自分達がオーガナイズドしているイベントがあったんですけど、その時にだけ“Sonar Pocket”として出てました。 |
| eyeron:遊び感覚でやってたユニットだったんです。 |
| ko-dai:うん。そういう時期に、僕がソロでイベントに出て、eyeronがバックDJをやってくれた時があったんですよ。その時にリーダーのmattyも別のユニットで出演していて。 |
| matty:そうなんです。僕がやってたユニットの出番の後にko-daiくんがソロで出ていたんです。こういうイベントだと、自分達のライヴが終わった後、次の人にステージを渡す時にインストを流すんですよ。 |
| Excite: | 次の人に繋ぐために。 |
| matty:はい。それで、その時に自分が作ったオリジナルのインストを流したんですが、そういう時ってラッパーの人がその場のノリでフリースタイルで入って、自分のラップで場を温めて、自分のステージに持ち込むというのが通常の流れになってるんですけど、ko-daiくんはそれを“歌”でやったんです。歌でフリースタイルっていうのは、見たことがなかったので「あれ!?すごいなぁ」って。それからすごく気になって、「いつか一緒にやりたいな」って思うようになったんです。共通の知り合いに「僕の次に出てた人に連絡したいんだけど」って言って携帯の番号をゲットして電話したんですね。僕はko-daiくんに電話したつもりだったんですけど、実はeyeronの番号だったんです(笑)。eyeronもバックDJとして出てたので間違いではないんですよね。でも、話してるうちに「あれ?おかしいな…」って思うようになってきて、よくよく話を聞くと「それってko-daiって、背の高い方のことじゃないですか?」って言われまして、「あ、どうしよう?違う人にかけちゃった」って気付いたんです(笑)。 |
| eyeron:なんか話しててちょっとズレてるなって思ってたんですよ(笑)。 |
| matty:そうなんです。でも、別人だと分かったので「(ko-daiと)どういう関係ですか?」って聞いたら、「僕ら、2ヶ月に一回、一緒にイベントをやっていて、歌ったりしてるんです」って言われて、「そうなんだぁ」って返事したんですけど、歌を聴いたのはko-daiの方なので、ボーカルとしてのeyeronは僕にとって未知数じゃないですか。 |
| Excite: | そうですよね。その時の電話の声しか聞いてないわけですから。 |
| matty:ko-daiくんにかけたつもりだから、eyeyonと一緒にやろうという考えは全くなかったんですけど、電話してしまった手前、「3人で一緒にやろう」って言って、3人で会う約束をしたんです。 |
| ko-dai:その電話がかかってきた日に、僕はeyeronの家に遊びに行ったら、「変な人から電話があったけど、どうする?」って(笑)。mattyは、その頃、既に名古屋では結構知られてた存在だったんですけど、僕は知らなかったんです。 |
| eyeron:うん。でも、「有名なんだよ」って言ったら、「じゃあ、とりあえず会ってみようか」って流れになって。 |
| ko-dai:3人で会いました、ガストで(笑)。 |
| Excite: | ちなみに、eyeronさんはmattyさんに会ってみて、どんな印象を受けましたか? |
| eyeron:3人で会う前から、その存在は知ってはいたんですよ。「派手なヤツがいるなぁ」って。一時期、銀髪にしてた時もありましたからね。ko-daiは全然知らなかったので、「変な人から電話が」って言っちゃったんですけど(笑)。僕らふたりはレゲエが好きで、ヒップホップが好きなので、ちょっと遅いBPMだったんですけど、mattyさんはロックが好きだから、僕らにないテイストを持ってたので刺激されることが多そうだなって。 |
| Excite: | そこで3人で会って、話していくうちに「一緒にやったら面白いんじゃないか」って思ったんですか? |
| matty:まずは一曲やってみようって感じでしたね。 |
| ko-dai:その最初の一曲というのが、デビューシングルのカップリング曲の「情熱大陸」なんです。 |
| Excite: | そうなんですね。一曲やってみた感触としては? |
| matty:良かったですね。元々そんなに深いコンセプトとかを求めてたわけじゃなくて、それまでラップグループをやってきてたので、自分のトラックに“歌”を乗せてみたいなって気持ちだったんです。そう思ってた矢先に二人と出会ったので、良い機会なんじゃないかなって。それで、僕は当時やってたグループを辞めて、二人に「一緒にやろう!」って言ったんです。 |
| Excite: | 即行動に出ましたね(笑)。 |
| ko-dai:ホント、すぐだったよね。僕はソロをやってて、eyeronも別のユニットをやっていたので、Sonar Pocketはあくまでも遊びの延長線上だったんですけど、「オレは前のグループを辞めてきた」って。 |
| eyeron:オレは辞めてきたけど、二人はどうする?っていう無言のプレッシャーが(笑)。 |
| ko-dai:mattyはレコード会社のプロモーター(宣伝)の経験もあったので、「あそこにデモを送っておいたから」って、売り込み方もよく知ってたんです。そう言われたら「あ、ありがとうございます」って言うしかなくて。 |
| matty:外堀から埋めて、後に戻れない状態を作りました(笑)。 |
| ko-dai:でも、良い曲だったし、一緒にやるのも良いなって思いました。 |
| Excite: | そこで、3人にとってSonar Pocketがメインになったんですね。 |
| eyeron:そうですね。 |
| matty:一曲「情熱大陸」を一緒にやってみたんですけど、二人ともラップも歌も出来ますから、可能性としてはまだまだ色んなことが出来るんじゃないかなって思いましたね。実際、二人とも起用なんですよ。 |
| Excite: | ユニット名はko-daiさんとeyeronさんの二人でやってた時に考えたものだということですが、由来は? |
| ko-dai:お互いに案を持ち寄ろうってことで、色々と考えました。 |
| eyeron:何か略して呼べる名前が良いなっていう考えはありましたね。 |
| ko-dai:最初、“Pocket”だけ決まったんです。「なんとかポケット…、良いんじゃない?」って。「そこの“なんとか”に入れる良い言葉ないかな?」って聞いたら、「あるよ」って。 |
| eyeron:前日にテレビを見ていたら、パソコンの楽曲制作ソフトに“ソナー”っていうのがあるんですけど、一年に一回、そのイベントが行われていて、それが放送されてたんです。坂本龍一さんが「Sonarには響くとか、そういう意味があるんですよ」って言ってて、「これを使ったらカッコイイんじゃないかな」って思ったんです。 |
| ko-dai:「Sonarなんてどう?」「聞いたことない言葉だけどカッコイイかも」って。Sonar Pocketは、頭文字を取ってみると“SP”だからスペシャルな感じだし、“ソナポケ”って略せるし、良いんじゃないってことで決まりました。 |
| Excite: | そしていよいよ「Promise」でデビューですが、この曲が今のソナポケを一番表してる曲だということですか? |
| matty:そうですね。ライヴでも最後に演奏したりする曲だったりしますし、「最初のシングルはこの曲しかない!」という思いはありました。 |
| Excite: | この曲はどういうテーマで作ったものなんですか? |
| ko-dai:ライヴではロック調の曲が多かったので、ラブソングを歌いたいと思って作った曲です。以前、介護の仕事をやっていたことがあるんですけど、お年寄りの方から「うちの孫はどう?」とか縁談を薦められることが度々あったんです。その中で、あるおばあちゃんが「結婚はお金じゃないのよ。私も今、すごく幸せだから、あんたも頑張んなさいよ」って。実際に、そのおばあちゃんを家に送っていくと、旦那さんがニコニコして出迎えてるんですよね。そういう光景を見て、「これだ!」って思ったんです。人を好きになる気持ちを80才くらいになっても持ってるっていうのは素晴らしいなって。それが理想だと思ってたんですけど、実際にそういう人がいるんだっていうのを目の当たりにしたことで、心に響いたんですよ。好きな気持ちをいつまでも持っていたいっていうのは誰もが思ってることだと思うし、「ずっと一緒にいようね」っていうのは二人だけの約束で、それが実現した時、宝物になるんじゃないのかなって。 |
| Excite: | その気持ちが曲になったんですね。この曲はCMソングとしてすでにテレビから流れてきてますよね。 |
| eyeron:仕事で東京に出てきた時に、CMが流れてビックリしました(笑)。 |
| matty:CMって急に流れるから、ドキっとするよね。 |
| ko-dai:手が止まっちゃいますね。 |
| Excite: | さらに映画『シャカリキ!』の主題歌にも起用されるということですが。 |
| ko-dai:ホント、嬉しいですね。 |
| eyeron:試写で観させてもらったんですが、思ってた以上に映画と合っていてホッとしました。 |
| matty:映画のストーリーにも感動しましたし、その感動に少しでも僕らの曲が貢献できれば良いなって思ってます。 |
| Excite: | 幸先の良いスタートになりましたが、デビュー後の活動にも注目していきますよ。 |
| ko-dai:はい、頑張ります! |