
2011年08月01日 掲載
Excite:ずばり直球の質問からさせて下さい。なぜこのタイミングでベスト・アルバムを出すことにしたんですか?
ミリヤ:今回は、全然、時期的なことは意識してなくて。何周年記念っていうものでもないし、レーベルを移籍するっていうことでもないし、休むとかでもないんですね(笑)。でも、一年くらい前から制作ミーティングの時に、ベストってどうなんだろう?みたいなのは議題にあがるようになって。私もいつかはベストを出して世の中の反応を見たいなっていう興味はあったんですけど、でも、この一年以内に起きることではない、今ではないって言っていたんですよ。出すからには絶対に自分のタイミングで出したいって思っていたんです。
Excite:そう思っていたけど、心変わりが?
ミリヤ:そうですね。うまく説明できないんですけど、長く音楽をやらせてもらってきたなぁっていうのは、最近、よく感じていて。で、昨年のツアーの時に、ツアー中はツアーのことしか考えてないから、毎回、その先の展望をツアーの終わりくらいに考え始めるんですよ。その時に、オリジナル・アルバムを出す前にベストを出してもいいかなっていう気分になんとなくなれて。で、そのあとに「勇者たち」を書くんですけど、自分的にあの曲が後押ししてくれた感じがあるんです。アーティスト生活の中で、こんないい曲書けちゃった!みたいなのをあれほど強く感じられたことってなくて。その時に、こういう曲を書けたから一旦区切りをつけてみよう、みたいな心境になって、リリースを決めたところはありますね。
Excite:本作の選曲はどんな意向で?
ミリヤ:せっかく出すからには、この一枚を聴いたら自分という存在が誤解されずにわかってもらえる内容にしたいなっていうのがあって。それでシングル曲に加えてアルバム曲とかカップリング曲も入れたんです。でも、それだけを並べた時に、まだ違うなっていう感覚があって、新録曲を2曲入れることにしたんです。
Excite:その新録曲の話をすると、まず「RAINBOW」はどんなイメージで作ったんですか?
ミリヤ:今言ったように、あと2曲あれば、そこでもっと自分のことを表現できるなと思って。まずは初心に返るっていうか、自分がもともと好きだったもの…90年代のヒップホップ/R&Bを感じられるものをデビュー当時に戻った感覚でやってみるとどんなものができるかな?っていうところから始まったんです。でも、裏テーマとしては、こういった曲は得意なんだってことを示したい、みたいなところもあるんですけど(笑)。
Excite:それはテーマというより、スタッフに対するメッセージじゃん(笑)。
ミリヤ:そう。ササッとやれちゃうよっていう(笑)。
Excite:この曲、歌詞はどんな想いから?
ミリヤ:歌詞はそれこそ普遍的な、恋愛の時の恋する気持ちを書きました。恋をする時って感情がいろんな色に変わっていく、みたいなこと。不安になったりとか、怒ったりとか。
Excite:心が七変化しちゃうと。
ミリヤ:そう。あと、あなたといると世界が七色に鮮やかに輝いて見えるっていうもあるかな。
Excite:雨があがれば虹が出る、というようなメッセージも込めているの?
ミリヤ:はい。ぶっちゃけ、「DESIRE」とどっちをシングルで出すか?って言っていたんです。で、もともと「RAINBOW」から取りかかってた。
Excite:あ! 前回の取材で、8割くらいまで完成していたのをひっくり返したって言っていたのがこの曲なんだ?
ミリヤ:そうなんです(笑)。で、あまりにも私が「RAINBOW」を気に入っていたので、ベストに入れるために再構築したんです。だから、6月に出すっていうので、梅雨時期っていうのもあったから、雨があがると虹が出るっていう連想から、RAINBOWっていうテーマが出てきたんですよ。