不倫のサインとしてこれは、あるある話です。スマホの登場のおかげで不倫の数が増え、不倫バレも増え、夫婦仲がこじれることも多くなりました。
人間は不道徳な欲望を抑え、自制して秩序を保たねばならないのに、スマホはストッパーをはずしにやってくる――。
そんなよろめきが起こりやすい時代ですが、「不倫を防ぐには」「既婚者がホテルに行く前に踏みとどまるには」「不倫発覚後、どう再構築するか」といった相談に向き合うのも、筆者が運営する夫婦仲相談所のお役目と思い、日々奮闘しています。
そこで今回は、夫側に見られやすい「不倫サイン」の見抜き方をお伝えします。
■“なんとなく”の違和感
スマホの扱い方が急に変わるのは大きな違和感の1つです。けれど、夫婦仲相談所でお話を聞いていると、妻が本当に「アレ?」と感じるのは、日常のもっと細かな変化のようです。
例えば、急に会話が増える。家族全員の予定を聞くようになる。「ヒロキ、金曜夜の塾は母さんが迎えに行くのか?」といった具合です。
ほかにも、身だしなみに気を使い始める、新しい服を買う、歯磨き粉や口臭予防剤を変える、脇汗スプレーを使い始める――など、さまざまな変化があります。
一つひとつは悪いことではありません。むしろ、普通に見れば「いい変化」です。
「疑う私の方が悪いのでしょうか?」
「人って、そんないきなりキャラ変します?」
「なんとなく家の空気が違うんです」
この“なんとなく”を、私は軽く見ない方がいいと思っています。長年一緒に暮らしてきた妻の違和感は、かなり精度が高い。ただし、違和感だけで相手を責めてはいけません。不倫のサインは冷静に見分けなければ墓穴を掘ります。
次に、具体的な「不倫サイン」を見ていきます。
■不倫夫が無意識にしている10のこと
不倫のサインは、1つ当てはまったから即アウト、というものではありません。仕事などの環境変化、加齢による体調変化でも行動は変わります。見るべきは「以前の夫とのズレ」が複数重なっているかどうかです。
1. 妻の予定をやたら確認する
「木曜、何時に帰る?」「土曜はピラティスに行くんだっけ?」と、以前より細かく家族の予定を聞くようになった場合、家族サービスのためではなく、自分の空き時間を確保したい心理が隠れていることがあります。
2. 急に“いい夫”になる
お菓子、高級食パンなどプチ土産を買ってくる。食器洗いを鼻歌まじりにやる。
3. 小さなことで妻を責める
妻が小言を言うと「君も好きにすればいいだろ」「そんなに俺を疑うなんて、おかしいよ」「俺が謝れば気が済むの」など、妻側に問題があるように話をすり替える。
自分の後ろめたさを、相手への不満に変換してしまう人がいます。
4. 外見の変化
服、下着、靴下、香り、制汗剤、髪形、歯のケア、ジム通い。特に職場では見えにくい部分を急に整え始めたら要注意。職場の同僚や、パパ友ではない「誰か」に見せるために“ステキな俺”を作り始めているかもしれません。
5. 洗濯物を妻にまかせなくなる
帰宅後すぐにシャツを洗濯機へ入れる、上着をクローゼットにしまい込む、消臭スプレーを使う。出張バッグを自分で片づける。妻が触れる前に外出アイテムを処理したがる行動は、見逃せないサインです。
6. 車の中が整う
助手席の位置が微妙に違う、カーナビの履歴が消えている、車内の香りが変わった、グローブボックスによく入っていたレシートや駐車券がなくなった。車を使う夫の場合、家よりも車の方に動線の痕跡が残ることがあります。
7. 出費のリズムが不規則
高額な買い物ではなく、数千円単位の現金、コンビニ、カフェ、タクシー、駐車場代などが増える。カード明細には出にくい“小さなお金の流れ”に変化が出ることがあります。
最近では「PayPay履歴で不倫発覚」の話も聞いています。キャッシュレス決済で、バッチリ使った場所と日時が浮き上がります。恐ろしやキャッシュレス。
8. 説明が妙に詳しくなる
「誰と、どこで、何を食べたか」を聞いてもいないのに話し過ぎる。逆に、肝心なところだけぼんやりしている。
「いやあ、岡田と新橋の焼き鳥屋でばったり会ってさあ。その店、焼酎の種類が多いんだよ。岡田さあ、鹿児島出身じゃん。うんぬんかんぬん」。ムチャあやしい。
うそをつく人は、沈黙を怖がって余計な情報を足すことがあります。
9. 家族写真やSNS投稿に敏感
「その写真、あげないで。髪形ヘンだから」「今日はタグ付けしないで」など、家族との行動を外に見せることを嫌がるようになる。不倫相手が家族の存在をどう見ているか、本人が気にしている場合があります。
10. 夜の営みの違和感
拒否が3回以上続く、逆に不自然に近づいてくる。夫婦の触れ合いは心の距離とつながっています。ここだけを証拠にすることはできませんが、ほかのサインと重なると大きな違和感になります。
■「疑う妻」ではなく「自分を守る妻」になろう
大切なのは、不倫のサイン探しにのめり込み過ぎないことです。夫のスマホ、バッグ、車、行動履歴を追い続ける生活は、妻の心をどんどん削ります。
不倫を疑い始めた妻は、眠れなくなったり、イラついたり、食欲が落ちたり、仕事中も夫のことが頭から離れなくなったりします。これは本当にしんどい。相手の裏切りを確かめるために、自分の生活が壊れてしまっては本末転倒。
疑い始めた妻たちの表情は暗く、無表情になりがちです。中には眉間に縦シワが入り、一気に老けてしまう人もいます。
まずは、感情と事実を分けてください。
「私はいま、最高に不安である」
「夫の帰宅時間が変わった」
「カード明細に説明しにくい出費がある」
「この1週間、会話を避けられている」
気持ちと出来事を分けてメモするだけで、頭の中の嵐が少し整理されます。感情は悪者ではありません。ただ、交渉や話し合いの場では、感情だけでは相手に逃げ道を与えてしまいます。
■言葉を尽くすことが大切
人の気持ちは移ろうもの。結婚生活が長くなれば、不満も、退屈さも出てきます。けれど、その不満を理由に、パートナーを裏切っていいことにはなりません。
夫婦関係に不満があるなら、まず互いの気持ちを言葉にして出し切ることです。一方的にぶつけるのではなく、双方向の対話が大切です。
不倫は、パートナーと不倫相手の心を傷つけるだけではありません。
中には夫に言い出せずに、「リベンジ不倫」に走る人もいますが、それは一番やってはいけないことです。
「自分も不倫すればおあいこ」と思っても、それでスッキリと気持ちが晴れることは決してありません。新たな傷を重ね、夫婦関係をさらに修復しにくくしてしまうだけです。
▼三松 真由美プロフィール男女関係に悩む1万3000名の女性会員が集うコミュニティを展開。セックスレス・ED・女性性機能に詳しく、性を通して男女関係を円滑にするメソッドを考案。講演、メディア出演、著書多数の恋愛・夫婦仲コメンテーター。執筆家。









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