「エヴァンゲリオン」シリーズは、1995年放送のTVアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』から始まったオリジナルアニメ作品。人型兵器・エヴァンゲリオンに乗り込む少年少女たちと、謎の敵・使徒との戦いを描いた物語だ。2007年からは「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズが始動し、2021年には完結編『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が公開された。
『エヴァ・ジャポニズム』は、日本の伝統美術・工芸・技法と、日本はもちろん世界中から愛される『エヴァンゲリオン』をコラボレーションさせ、現代における新たな日本文化のかたちを提示するプロジェクト。浮世絵、和紙、木版画、屏風など、日本が育んできた表現技法を通じて『エヴァンゲリオン』を再解釈することで、作品が本来持つ「神話性」「象徴性」「精神性」を、より深い文脈で可視化してきた。
「EVANGELION 風神雷神図屏風」は、その思想を象徴する最新シリーズとなる。
本シリーズは、俵屋宗達作・国宝「風神雷神図屏風」をモチーフに、風神・雷神の神格をEVA各機体に重ね合わせて再構築した全5作品で構成。EVA機体は、宗達の筆線や造形感覚をサンプリングすることで、あたかも宗達自身がEVAを描いたかのような表現を実現している。また、その空間を漂うキャラクターたちは、写実ではなく筆致を生かした人物表現によって描かれ、それぞれの内面性や物語性を象徴する存在として画面に配置されている。
ラインアップは、「雷神図:初号機/碇シンジ」、「風神図:零号機/綾波レイ」、「風神図:2号機/式波・アスカ・ラングレー」、「風神図:8号機/真希波・マリ・イラストリアス」、「風神図:Mark.06/渚カヲル」の全5作品。
「雷神図:初号機/碇シンジ」は、大いなる自然の脅威を象徴する雷神に、「畏怖」と「救済」という二面性を併せ持つ解釈をしたエヴァンゲリオン初号機を重ねた一作。碇シンジは、過酷な運命に翻弄され、時に自我すら揺らぐ存在として、目を閉じ、中空にたゆたう姿で表現されている。
「風神図:零号機/綾波レイ」は、人々を守る力を具現化した風神に、世界を守り、エヴァ初号機と共に戦う存在である零号機を重ねて表現。綾波レイは、空虚さを内包しながらも毅然と立ち、成長の途上で掴みきれない目的に手を伸ばす姿として描かれている。
「風神図:2号機/式波・アスカ・ラングレー」は、風神の躍動感と守護の力に、2号機の力強さを重ねた作品。アスカは、危機や使命に対して迷いなく飛び込んでいく、行動力と強い意志を象徴する存在として表現されている。
「風神図:8号機/真希波・マリ・イラストリアス」は、人々を守る力を象徴する風神に8号機を重ねた作品。マリは、困難な状況においても笑顔で飛び込んでいく、ポジティブで開放的な意思の強さを、全身を使った躍動的な姿で表現している。
「風神図:Mark.06/渚カヲル」は、人々を守り、導く存在としての風神にMark.06を重ねた一作。渚カヲルは、世界を俯瞰するような穏やかな微笑みと、すべてを受け入れるように開かれた両腕で描かれている。
各作品は一点でも独立した美術作品として成立しながら、屏風として横に並べることで、キャラクター同士の視線や手の向き、距離感が呼応し、“対話”や“関係性”が立ち上がる二曲一隻の構成となっている。さらに、屏風手前にフィギュアなどを配置することで、鑑賞者自身が情景を拡張できる、立体的な和のディスプレイ空間を演出する。
現代日本を代表するアニメーション作品と、何百年もの時を超えて受け継がれてきた日本美術の精神が出会うことで生まれる、新たな表現として注目を集めそうだ。
エヴァ浮世絵屏風「EVANGELION 風神雷神図屏風~雷神図」
商品内容:浮世絵屏風×1
販売価格:27,000円(税別)
販売元:株式会社版三
サイズ(屏風):
展開時:縦31.4cm × 横43.7cm × 奥1.0cm
折畳時:縦31.4cm × 横22.0cm × 奥2.0cm
素材:和紙・木材・MDF・布
(C)カラー
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