国会空転打開のキーパーソンは、言わずもがな高市首相だ。野党による一連の疑惑追及から逃げ、衆参両院の予算委員会集中審議や党首討論への出席を拒否。

訪印前には「国会から求めがあれば出席して誠実に答弁してきた」とシレッと言っていたが、ウソもトンズラも筋金入りだ。今国会の会期末は17日。皇室典範改正案を含む政府提出法案17本が成立しておらず、会期延長はほぼ不可避。衆院で巨大与党を擁する高市首相は「60日ルール」の悪用で逃げ切る腹だが、そんなデタラメは許されない。


■インド訪問では超訳「美しい妹」に大ハシャギ


 6日の参院決算委員会は2024年度決算に関する締めくくり総括質疑を行うため、高市首相と全閣僚が出席。参院は決算を重視することから与野党が例外的に歩み寄った。正常化とは別建てで、立憲民主党は高市陣営の中傷動画拡散疑惑を追及する構え。高市首相の国会答弁は6月26日以来となる。


「事と次第によっては、総理がますますかたくなになり、野党との溝が深まりかねない。ネックは日本維新の会が連立合意に書き込ませた衆院議員定数削減法案と、副首都創設法案。野党の猛攻で維新が定数削減取り下げに傾いてきてはいるものの、どうなるか」(官邸事情通)


 立法府の大混乱をヨソに諸悪の根源はいい気なものだ。仏G7サミットの“ぼっち外交”で赤っ恥をかいたのに、2泊3日の訪印でもやらかした。

モディ首相との共同会見で「先ほどワタクシのことを美しい妹と呼んでくださいました」ときゃぴきゃぴスピーチ。波紋を広げている。モディ首相は公用語のヒンディー語で高市首相を「小さな妹」と評したのに、同時通訳が「美しき妹」と超訳。「待ってました」とばかりに食いついた格好だ。


 しかも、これには前段があった。政権寄りの産経新聞(4日付)によると、高市首相は師と仰ぐ安倍元首相がモディ首相を「兄」と呼んでいたと切り出し、「私も安倍氏を兄だと思ってきた。これからは私のことを妹と呼んでください」と求めたという。


「外交の安倍」を誇った故人の舞台裏エピソードを持ち出し、外遊で得点稼ぎを狙うとは厚かましいにもほどがある。



ジュエリーベストドレッサー賞には69分間滞在

「総理としての業務時間が確保できない」「ほとんど睡眠もとっていない」とわめいて、集中審議には1秒たりとも応じようとしない一方、帰国翌日には「日本ジュエリーベストドレッサー賞」の表彰式に出席し、特別賞を受賞。週末は公邸こもりが鉄板なのに、会場に69分間も滞在した。チヤホヤ確実であれば時間を惜しまないのがよく分かる。


 高市首相はトンズラ常習だ。


 真冬の総選挙では、統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との癒着追及に直面し、党首討論の場となったNHK「日曜討論」の生放送をドタキャン。


 中東情勢の緊迫でエネルギー危機となる中、駐日イスラム諸国大使らを官邸へ招く夕食会「イフタール」(ラマダン=断食月=中の日没後の食事)も欠席した。


「高市氏が初出馬した2021年の自民党総裁選では、支援した安倍元総理が情報番組への出演を打診したところ、〈政策の勉強にあてたい〉とか言って袖にし、不興を買った。後から考えれば、芸人MCのイジり、ほじくりが不安だったんじゃないか」(自民関係者)


 初心に返って「政治評論家」からやり直した方がいい。


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 高市首相の仏G7サミットの“ぼっち外交”については関連記事【もっと読む】『高市首相G7サミット「成功」は眉ツバ…トランプ大統領ほか各国首脳からスルーされ“ボッチ”が実態か』で詳しく報じている。


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