あの日から8日で4年。憲政史上最長政権を率いた安倍晋三元首相が銃弾に倒れて以降、大きな動きがいくつもあった。

事件の元凶の旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)に対し、解散を命じた司法判断が先月確定。かたや、高市首相を擁する自民党の議員はほぼ無傷だ。高市自身、疑惑を抱えている。


■韓鶴子総裁には10日に求刑


 教団の苛烈な献金ノルマで家庭を壊され、犯行に及んだ山上徹也被告をめぐっては、1審で求刑通りの無期懲役の判決が言い渡され、控訴中だ。「日本の政治家たちを呼びつけて教育を受けさせなさい」と言いたい放題だった教団トップの韓鶴子総裁は、尹錫悦前政権への工作がバレて司直の手に落ちた。政治資金法違反などの罪に問われ、10日に論告求刑公判が開かれる予定だ。


 一方、韓総裁の関係先捜査で押収された内部文書「TM(トゥルーマザー)特別報告書」で、教団と自民のズブズブの関係が改めて浮き彫りになった。しかし、安倍元首相と教団の橋渡しを担った萩生田光一幹事長代行をはじめ、カルト議員は次々に復権している。


 高市首相にいたっては、自己申告方式の党点検にあたって「選挙応援なし。行事出席なし。金銭のやりとりなし」などと潔白アピールしていたが、代表を務める党支部の政治資金パーティー券を教団関連団体が購入していたことが判明。真冬の総選挙で癒着追及に直面すると、党首討論の場となったNHK「日曜討論」の生放送をドタキャンした。

教団と自民のべったりとした関係は何ら解明されていない。


 被告と7回面会し、新著「アンビバレント 山上徹也が私だけに明かした謎の核心」(講談社)でその動機に迫ったジャーナリストの鈴木エイト氏はこう言う。


「事件から4年経ったものの、背景にあった問題がすべて解決されたわけではありません。関連報道は遺族の悲しみに焦点を当てた型通りのものが目立つなど、顛末を改めて検証しようという動きが見えず、危機感を抱いています」


 逃げ得やり得は断じて許されない。


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 教団トップの韓鶴子総裁の逮捕は高市政権にどんな影響をもたらすか。関連記事【もっと読む】『高市自民も震撼! 韓国では旧統一教会が“丸裸”に…マザームーンこと韓鶴子被告の横領疑惑に強制捜査のメス』で詳しく報じている。


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