20日、漫才とコントの“二刀流“での頂点を決める「アサヒビール スマドリ ダブルインパクト 漫才&コント二刀流No.1決定戦2026」(日本テレビ系)の決勝が放送され、滝音(たきおん)が優勝した。賞金1000万円を獲得。

しかし、このところ、増え続ける「お笑い賞レース」は、いまひとつ盛り上がりに欠けているように見える。


 地上波全国放送の賞レースでは、漫才の「M-1グランプリ」、コントの「キングオブコント」、結成16年以上の漫才師の「THE SECOND」、ピン芸の「R-1グランプリ」、女芸人だけの「THE W」などがある。


 優勝すると翌日の朝からテレビに出ずっぱり、急激にテレビ露出に収入も爆上がりして「○○ドリーム」などと言われたが、グランプリの数も多ければ、歴代受賞者も増えている今、グランプリの価値は薄れ気味か。大会のクオリティーや開催自体の是非を問う声もあがっている。漫才作家の本多正識氏がこう言う。


「芸人にとってチャンスが増えることはいいことですが、後発の大会は『M-1』に比べて今ひとつコンセプトがわかりにくい。漫才とコントの合計点に意味があるかというとそこも難しいのでは……」


「THE W」(日本テレビ系)は2026年は開催されないことが発表された。番組側は「女性芸人の活躍の場を広げ、スターを発掘するという大会として一定の役割を果たした」と言うが、スポンサーが集まらなかったことも理由のひとつとと報じられた。「THE W」をめぐっては、24年ににぼしいわしが『ウンコ』を連発したネタで優勝したあたりから、笑いのクオリティーへの疑問も取り沙汰されていた。確かに、にぼしいわしは優勝後、大きくブレークしたとは言い難い。


「あれを決勝のネタで良しとした日テレの製作サイドの責任はあるでしょう。以前、M-1でニューヨークが『ウンコ』というセリフを一度使っただけで審査員のオール巨人さんが『(ゴールデンという)時間帯も考えなあかんわ』と不快感を示しましたが、にぼしいわしも、結果的に、“その後、活躍しなかったグランプリ”になってしまった。

いっそ、『優勝者ナシ』にしたほうが番組のクオリティーを保てたはずです」(前出の本多氏)


 この“賞レース渋滞”の背景には制作サイドの安易な考えもあるようだ。


「舞台さえ作れば、芸人が頑張ってくれるから企画がいらない、スポンサーが集まる。コンプラ問題も芸人たちが担保してくれるから責任もない。それでいて、視聴率もとれるから、制作側としては一番ラクなんです」(テレビ関係者)


 賞レース過多で芸人“こすりすぎ”問題も浮上。ドリーム渋滞はまだまだ続くのか。


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 賞レースと逆張りで注目を浴びているのは青木マッチョ。関連記事【もっと読む】青木マッチョがピンでブレークした理由 「意外性×ストイック×シャイな性格」が令和の時代にハマった…では、本人の活躍ぶりについて伝えている。


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