高市首相が「多忙な日々」を書き込んだX投稿が依然として物議を醸している。〈総理就任以来、0時間~3時間睡眠が常態化〉〈平日は、公邸に戻ってから、風呂掃除、入浴、夕食、夕食後の洗い物、洗濯、簡単な掃除まででプライベートな時間は精一杯〉などと書き込んだアレだ。

国家経営と家事。究極の二足のわらじを履いて「働いて×5」な毎日をアピールし、急落した内閣支持率を反転させる起爆剤にする狙いのはずが、人気取りの主戦場としているSNS上では非難ゴウゴウ。遠心力が強まっている。


「国会で〈ほぼ徹夜した〉とか〈ほとんど睡眠を取っていない〉と答弁したのにもア然でしたが、あの投稿は論外。ロクに寝ていない人間にマトモな判断ができるのか? そう考えるのが普通でしょう。私生活を切り売りして話題を集めるなんて、売れない芸能人がやることでは?」(与党関係者)


 高市氏は米国の下院議員事務所に入り、「日本人初の米連邦議会立法調査官」という肩書を引っ提げ、テレビデビューした過去がある。そのあたりの勘所があっても不思議ではない。


 そうでなくても、高市氏の多忙アピール癖の歴史は長い。文芸春秋の月刊誌「マルコポーロ」(1993年11月号)の対談記事でも、にわかに信じがたい発言を連発していた。衆院議員初当選からおよそ2カ月後、9月召集の臨時国会のまっただ中、高市氏は代議士生活をこう語っていた。


〈朝は議員の会合があるし、本会議、委員会にも出ないといけない。そのうえ、分刻みで陳情がありますからね〉


〈だから、お昼ごはんはたいていカップ麺です〉


〈わずかな暇を見つけて、お湯を入れて3分たった頃に、陳情団が予告なしにやって来る〉


 一般的に「アポ」と言うところを「予告」と表現するのが高市氏らしい。


〈膀胱炎にはまだなっていないけれど、トイレも、朝夕2回ぐらいしか行けないなあ〉


 ホンマですか──? 健康な成人がトイレに行く回数は、1日5~7回程度とされる。高市氏は当時32歳だ。


 高市氏は今月23日、官邸で日本医学会連合副会長らと面会。女性のヘルスケアに関するガイダンスを受け取り、「私も更年期が割と早くて、周りの理解が得られなくて辛かったこともあり、更年期に罹りやすい病気が何であるかという知識が自分になかったものですから、何年か経ってからようやく関節リウマチという診断を受けた時には関節がダメになっていたので、残念で、同じ思いをする方が減るといいなぁって」などと体験談を満面の笑みで語っていた。


 経験者の共感は得られるのかどうか。


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