今年16回目を迎えた「TOKYO IDOL FESTIVAL(通称:TIF)」が7月31日から8月2日までの3日間、東京・お台場で開催され、3日間で約8.9万人が会場に訪れ、土日212組1495人のアイドルが出演し、炎天下の中、ファンもアイドルも熱狂の3日間だった。


 イベントの始まりは、フジテレビの番組から誕生した「アイドリング!!!」のイベントで、現在もフジテレビが運営に携わり、今年はフジテレビ周辺の9カ所の会場で開催し、配信でのライブ視聴もあった。



指原莉乃がイベントの景色を変えた

 TIFが大きく変わり始めたのは、指原莉乃のプロデュースしたアイドルイベント「指原莉乃プロデュース『第1回ゆび祭り~アイドル臨時総会~』(通称:ゆび祭り)」が2012年に開催されたあたりから。ゆび祭りにはアイドル好きの指原が選んだという、ももいろクローバーZ、乃木坂46、アイドリング!!! らが一堂に集結。現役アイドルの指原がアイドル好きで、推しのアイドルが話題に。バチバチのライバル関係を作られていた時代から「共存共栄、ファンのために共に幸せを届けることが使命」とアイドル本人はもちろん、周りのオトナ(マネジメント、制作側)の概念が大きく変わった。


 こうして12年には、LDHのE-girls、AKB48グループのSKE48が、13年からHKT48もTIFに参戦。AKB48グループ、モー娘。のハロプロ、ももいろクローバーZのスターダスト、FRUITS ZIPPERやCANDY TUNEなどのKAWAII LAB.(カワイイラボ/アソビシステム)と大手は全部網羅。昨年から2年連続で、モー娘。のレジェンド後藤真希(40)も出演し、変わらぬアイドルオーラを放ち話題に。



女性アイドルの総本山的な音楽フェスに成長

 また、「楽器を持たないパンクバンド」がキャッチコビーでNHK紅白に出場したBiSHも15年に出演。今年は女性ラウドロックアイドルPassCodeらハードコアパンクバンドも登場するなど、音楽のジャンルの幅広さも魅力だ。


「いまや女性アイドルの総本山的な音楽フェス。

初期はフジテレビがバックアップしていることで、ライブ出演とテレビに出演ができるというメリットも大きかった。でも今はTIF自体のバリューが上がり、TIFに出ることの価値が上がっている」(芸能関係者)


 会場に来ているファンにはカップルも多い。「TIFは“アイドル全部のせ”なので、毎年、連日通いで来ています。女の子のアイドルのいいところって“頑張る姿”なので、暑い中ステージに立っていることが尊い! もう神です」(20代のカップル)。


 お台場の屋外コンクリートは気温40度超え。そんな酷暑すら武器にしてしまうTIF。アイドル熱はますますヒートアップしているようだ。


(取材・文=岩渕景子/日刊ゲンダイ)


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