「ザ・ノンフィクション」(フジテレビ系)にてシリーズ「クズ芸人の生きる道」が8月2日と9日に放送され、再び大きな反響を呼んだ。


 主人公は元ガッポリ建設の芸人、小堀敏夫(59)。

バイトには初日から遅刻、出家すれば2日目に脱走、機会があればすぐに借金という令和には珍しいほどのクズっぷりが話題となった。


 だが、地下芸人事情に詳しい関係者によると、「小堀級のクズはごまんといる」という。その実態を聞いた。


■芸人界は「クズ」にとっての天国


「“劇場”というとルミネやなんば花月など吉本系の大きな場所をイメージする人は多いと思いますが、都内各所には客が30人ほどしか入らない小さな劇場がたくさんあり、そこを主戦場にしている芸歴何十年の売れない芸人が大勢います。彼らの多くは定職に就いておらず、人格もお世辞にも『よい』とは言えない。令和の若手芸人には鼻つまみものにされている人も多いのです」(お笑い業界関係者、以下同)


 なぜこうした芸人が生まれ、業界に居続けるのか。


「芸人の世界はクズにとって居心地がいいんです。借金も遅刻癖も“面白いもの”として笑ってくれる。クズでもいいんだと、自分を認めてもらえる気がする。また、『少しでも金を持っているほうが貸す』という相互扶助の風潮があるため、なんだかんだ生活できてしまう」


 以前、小堀に似た売れない芸人に引退しない理由を聞いたことがあるという。


 彼は「芸人をやめても一般社会で何かを成し遂げることもできないし、馴染むことすら難しい。それなら芸人を続けていたほうが“何者か”になれる可能性がある」と答えた。



売れない中年芸人が夢見る「錦鯉現象」とは

 さらに、地下芸人界隈では密かに「錦鯉現象」という言葉が広まっている。


「M-1史上最年長での優勝を果たした錦鯉に感化されて、売れない中年芸人が夢を見てしまった。


 優勝時、錦鯉の長谷川(雅紀)さんも当時は50歳。多額の借金があり後輩にまで金の無心をしていたが、一気に売れっ子芸人になった。俺も続ければいつか……と、踏ん切りがつかなくなっているクズ芸人が増えています」


 ただ、そういった芸人界の風潮を一概に否定することもできないという。


「社会的に見れば、クズを野放しにする芸人界は問題かもしれません。ただ、一般社会に馴染めない人の受け皿になっているという一面もある。仲間と助け合い、お笑いという生き甲斐を楽しんでいる姿を見ていると、一概に悪いとは言えないのでは」


 小堀は解散後もピンの“クズ芸人”として活動を続けており、7月には「水曜日のダウンタウン」(TBS系)にも出演。一方、元相方の室田稔(55)は俳優の黒田勇樹(44)とコンビを組み、新たなガッポリ建設として再スタートを切った。小堀の加入も期待できるか。


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 小堀敏夫のクズっぷりが話題になった「ザ・ノンフィクション」だが、その番組内容はどのようなものだったのか? 関連記事【こちらも読む】フジテレビ「ザ・ノンフィクション」が元ガッポリ建設の“クズ芸人”小堀敏夫を追い続ける理由…では、その内容に触れている。


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