【この有名人の意外な学歴 2026年夏】#6


 みなみかわ


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「かつて“企画成立屋”といえば勝俣州和(61)だったが、今はみなみかわ(43)。呼んでおけば何とかしてくれる」


 こう話すのは制作会社のディレクター。

バラエティーを担当するテレビ局スタッフの間で重宝がられているのが芸人のみなみかわ。どんなテーマでも番組を面白くしてくれるというのだ。


「一昨年5月、所属していた松竹芸能を退所。使いにくくなるどころか、むしろ引っ張りダコに。腐り芸にますます磨きがかかった」と評価は右肩上がり。腐り芸人らしく不満を口にしながらも、その言葉は計算されたもの。「他者への配慮が行き届いているので、安心して使える」とディレクターは話す。


 大阪府堺市で生まれ育ったみなみかわ。小中は地元の公立校。つけられたアダ名は「大根」。顔が白く細長かったからだ。マンガとお笑いが好きなごく普通の少年だった。

だが、中3の秋、みなみかわを暗黒に突き落とす出来事が起こる。


 学校の前の文房具店でマンガを立ち読みしている時だった。そこの店はいつも最新のマンガ誌を置いていた。通りかかった女子生徒から「はよ部活、行き」と言われると、瞬間的に「ナマズは黙っとけ」と返していた。その女子にナマズというアダ名があったわけではない。隣で一緒に立ち読みしていた男子生徒は「こいつ、なんていうことを言うんだ」と呆れた顔をしていた。翌日から女子生徒は誰も口をきいてくれなくなった。みなみかわの暴言はクラス中の女子に知れ渡り、卒業するまで無視され続けた。


「このエピソードをみなみかわはいろいろな番組で話し、ネタにしているんですが、調べてみると、どうも事実らしい。少しも盛っているところがなかった。この時の反省が現在の気配りにつながっているのだと思います」(前出のディレクター)


 この一件ですっかり女性恐怖症に陥ったみなみかわ。女子がいる学校に行く勇気がなくなり、当時男子校だった私立の浪速高校を受験。

無事、合格した。なお、同校はその後、共学化している。


 浪速高校ではアメリカンフットボール部に入り、部活に没頭。チームではワイドレシーバーを務めた。好きなお笑い番組を見る時間も削り、練習に明け暮れる日々を送った。


 その余得がもたらされたのは昨年12月。甲子園ボウルの中継(読売テレビ・BS日テレ)にゲスト出演。初の関西勢同士の決勝(立命館大-関西学院大)という歴史的な一戦に呼ばれる栄誉を勝ち取った。


 しかし観戦はともかく、アメフトをプレーすることは好きではなかったようだ。周囲の部員たちが強豪の大学への推薦をもらっているのを横目に、受験勉強に励んだ。アメフトを続ける気はなかった。いろいろ調べ、授業料が安い関西大法学部2部(夜間、2003年度募集停止)を受験し合格。

司法試験を目指そうと思っていたが、大学1年の秋、M-1グランプリが始まると、一気にお笑いに舵を切るのである。


(田中幾太郎/ジャーナリスト)


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