自民党内に仲間のいない高市・独善首相は、連立与党入りで自身を総理大臣にしてくれた日本維新の会への配慮と傾斜を強めている。


 “スジ悪”の副首都法のゴリ押しで、自民内には高市首相と維新に対する不満が充満。

麻生副総裁が連立入りのラブコールを送っていた国民民主党も離れて行ってしまった。


 政権与党内はすっかり「高市・維新連合VS自民党」の構図だが、高市首相のお膝元でそれが加速しかねない状況になっている。


 維新所属の現職知事がいる奈良県で、次の知事選をめぐり自民県連が独自候補を擁立する方針だというのである。現職の山下真知事(58)はまだ1期目。再選出馬すれば、与党内対決という不穏な動きだ。


「7月の奈良県連の会合で、地元支部からの意見聴取の結果、独自候補の擁立を望む声がほとんどだったということで、擁立することになった。現在、候補者探しを進めているそうです」(自民党関係者)



鬼門の奈良知事選「与党内対決」か

 山下氏は維新の奈良県総支部の代表を務める。2023年の前回知事選では、「維新公認の知事が大阪以外で初めて誕生した」と注目を集めた。維新にとっては大事な知事ポストであり、吉村代表は国政での自民との連立を念頭に「奈良でもタッグを」「連携した方がいい」と期待をかける。だが今後、自維間で候補者の調整が進むのかは疑問だ。


 地元選出の首相が維新との関係をことさら重視している一方、県連には維新へのわだかまりが消えていない。


 前回知事選で自民が分裂選挙となった結果、維新の山下氏が漁夫の利を得たからだ。

そのうえ、自民の分裂・敗北の原因をつくったのは、当時県連会長だった高市首相である。


「前回は高市さんが自身の総務相時代の秘書官を独断で擁立し、当時、4期目だった荒井正吾知事が反発。分裂選挙となり、県議の一部が荒井さんの支援に回った。高市さんの根回し不足が招いた負けでした。その後、高市さんは県連会長を辞任した。ですから、今回の独自候補探しには、総理・総裁といえども口出しできないのではないか。ただ、高市さんのことですから、それでも『何が何でも維新』と県連に妥協を強いるのか」(前出の自民党関係者)


 維新は9月にも行われるとみられる内閣改造で「閣内入り」の予定。政権与党としての結びつきはさらに強まる。高市鬼門の地元知事選をめぐり「高市・維新連合VS自民党」が激化しそうだ。


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 高市首相は現在「閣外協力」と中途半端な維新に、より連立政権の責任を持たせようと、今度こそ誰かを入閣させたがっているようだが……。関連記事【もっと読む】『内閣改造めぐり維新からの「副大臣・政務官」起用説が浮上…霞が関からも 「勘弁してくれ!」の悲鳴が』で詳しく報じている。


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