ちょっとほろ苦い“デビュー戦”となったようだ。アイドルグループ「Aぇ! Group」佐野晶哉(24)の話。

佐野はNHK朝ドラ「風、薫る」に“シマケン”こと島田健次郎役で出演。佐野にとってはこれが朝ドラデビューとなる。


 見上愛(25)と上坂樹里(21)がダブル主演の「風、薫る」。明治の世でトレインドナースと呼ばれた正規の訓練を受けた2人の看護師の物語で、佐野が演じるシマケンは、見上演じるりんの恋人役である。


「とにかくモテモテのりんが、最終的にどんな男性を選ぶのか。注目されていましたが、早くから出番があったシマケンと8月になってようやく思いが通じ合った。ところが、シマケンは小説家を諦め、故郷に戻ることに。2人は別れを選択という急展開に、視聴者は《シマケン、何のための存在?》《シマケン、最初からいらなかった》と不満でいっぱいのようです」(エンタメサイト編集者)


 破局うんぬんは関係なく、シマケンというキャラがイマイチ好きになれなかった視聴者が少なくなかったようだ。


「愛される部分があまりに少ないキャラだったんですよね。《暗い》《グズグズしてる》《流されるだけの男》《考えが甘い》などなど厳しい評価が多いんです。そのシマケンに佐野さんはピッタリとハマる演技を見せた。そのせいで、朝ドラ視聴者の中には“佐野さん=シマケン”となってしまい、佐野さんの存在そのものに厳しい声を書き込む人もいるんです」と話すのはドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏だ。


 俳優として朝ドラに出演することは、佐野の念願。同時に、所属グループであるAぇ! Groupの知名度をさらにアップさせる目的もあるため、朝ドラ出演の熱量は相当高かった。


「シマケンとしては総スカンを食らった形になってしまいましたが、それと“俳優・佐野晶哉”は別。さすがはあの劇団四季『ライオンキング』の舞台に“ヤングシンバ”として立っていただけのことはあり、お芝居は上手ですし、四季で鍛えられているので声が通る。そこが賛否両論で《演技がミュージカル》なんて声もありますが、今後佐野さんの俳優オファーは増えるはずですよ」(前出の山下真夏氏)


 そもそも「風、薫る」には放送スタート当初から《面白くない》と手厳しい感想を残す視聴者が多い。中盤からは《恋愛パートいらない》《もっと看護の現場を見せて》なんてコメントが目立つようになっている。


「直前のお昼の朝ドラ再放送で、あの『ひよっこ』が8月3日からスタート。よりによって熱烈なファンが多い『ひよっこ』を持ってくるとは、NHKさんもなんと酷な……案の定『風、薫る』と比較する視聴者が増えているし、再放送から1カ月経っていないのに《今日のひよっこ、泣けた》という書き込みも目立つ。さらに有村架純さんの圧倒的ヒロイン感には『風、薫る』の2人が束になってもやはりかなわないので……」(大手広告代理店関係者)


「風、薫る」も残り約1カ月。戦争が始まりこれからつらい時代となるが、ヒロインたちにとっては看護の見せ場。厳しい評価を覆して《見応えがあった》と評価される朝ドラとなれるか。


  ◇  ◇  ◇


 とりあえずの突破口は開いたようだが、後が続くかどうか。

関連記事【もっと読む】Aぇ! group佐野晶哉が「風、薫る」出演の“快挙”も…NHK大河で旧ジャニ解禁に立ちはだかる壁…では、旧ジャニ解禁が大河に波及するか否かを占っている。


編集部おすすめ