韓国では2026年3月30日から「訪韓歴のある中国および東南アジア諸国の国民」に対し、有効期限5年のマルチビザを発行している。さらに北京や上海など中国主要14都市の居住者には有効期限10年の特例が適用される(日本人は現行制度により今年大みそかまで不要)。


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 マルチビザは有効期限内であれば自由に出入国できる制度であり、陸続きの中国からの観光客は国際関係の影響もあり増加傾向にある。

 文化体育観光部は、この制度を活用した中国人観光客拡大の次なる施策を検討中だ。長期滞在よりも「短く、頻繁に訪れる韓国旅行」に重点を置き、週末向け短期旅行商品や地域観光向け割引クーポンを提供している。

 ソウルや済州島など観光集中地に偏らず、地方都市観光の活性化も狙う。一都市を短期間で複数回訪れることで地方経済に資金が落ち、観光を通じた商業連携の機会も広がる。さらに貸切バス中心の団体旅行ではなく「韓国一人旅」需要の拡大にも注力している。

 観光形態は韓国各地の周遊にとどまらず、ファンミーティングやミュージカル鑑賞などK-文化と連携した商品も展開。K-ビューティ分野ではスキンケア、ネイル、ヘアケアを対象に「観光という名のゆとり」を掲げた割引キャンペーンも実施されている。

 日本人観光客は自然増が見込まれる一方、中国人は今後掘り起こしが期待される市場であり、政府も積極的に誘致策を進めざるを得ない。人口規模や富裕層の厚みが日本とは大きく異なるからだ。
【編集:fa】
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