フィリピン上場大手ダブルドラゴン傘下のHotel101 Globalが、タイ大手デベロッパーOrigin Propertyと提携し、バンコク北部パホンヨーティン通り沿いに770室規模の大型ホテルを建設すると発表した。

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 敷地面積は約8,336平方メートルで、ドンムアン国際空港やBTSヤエク・コー・ポー・オー駅に隣接する交通利便性の高い立地が強みだ。
完成は2029年を目標とし、総売上見込みは約19億2,500万バーツに達すると見込まれている。

 Hotel101は個人投資家が客室を区分所有し、運営収益を共有する「コンドテル」モデルを採用しており、フィリピン国内での成功を足掛かりにマドリードや日本・ニセコなど海外展開を加速させている。OriginのピラポンCEOは、自社のトランジット重視の住宅開発ノウハウとHotel101の国際運営力を融合させることで、観光客だけでなくビジネス需要やMICE(国際会議)需要も取り込むと説明した。

 バンコク北部は近年インフラ整備と商業開発が進む成長エリアであり、本プロジェクトは周辺の商業施設や住宅開発を刺激し、地域経済の活性化に寄与する可能性が高い。さらに、4つ星相当の設備や会議室、ビジネスセンターを備えることで、長期滞在や法人利用の受け皿となることが期待される。

 一方で、コンドテル特有の法規制や投資家保護、運営収益の安定性といった課題も残る。パンデミック後の観光回復が続く中、域内資本のクロスボーダー投資が再び活発化していることを示す象徴的案件として、今後5年間のタイ不動産市場に与える影響は小さくない。
【編集:af】
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