出産可能な年代(その前後を含む)の女性は、基本的に毎月生理がある。これは女性だけの問題であり、それに伴う費用や用品を女性だけが負担するのはおかしいのではないか――近年、世界中でこの議論が広がっている。

「生理の貧困」。最も多くの女性が利用するナプキンを買えない人が増えている。ナプキンは戦後に製造が始まったが、それ以前の女性は藁やくず布を当てたり、トイレに行った際だけ排出する技術を用いた。しかし、必ずしも衛生的とは言えなかった。

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 日本でも、婦人科や女子高のトイレに「ご自由にお使いください」と置かれていることがある。しかし、すでに生理と無縁になった中高年女性が「尿漏れパッド」として大量に持ち帰る現実がある。経血と尿は別物であり、ナプキンは尿漏れパッドの代替にはならない。それでも「先進国」を自認する日本でこの有様だ。

 一方、韓国では来年から「みんなの生理用品」という試験事業が始まる。無料でナプキンを配布するのだ。全国12地域の行政福祉センターや公共図書館など約500か所の公共施設、人の出入りが多い場所に、計1300万個の生理用品を配置する。韓国政府はこれまでも、9歳から24歳の生活困窮世帯の女性に月1540円相当の引換券を提供してきた実績がある。
そこに今回の無料配布が加わる。

 少なくとも日本より一歩も二歩も進んでいるように見える。

 生活スタイルの変化により、初潮が幼稚園時代に訪れる可能性も予測されている。そこから50年近くナプキンを買い続けるのは、正直に言えば大きな負担だ。

 韓国のこの取り組みは、女性が強い国というだけでなく、生理を文字通り「みんなの生理」として社会全体で受け入れている証左だと言える。
――なにをやっているのだ、日本。
【編集:fa】
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