2026年7月28日、カンボジア・プノンペンのピースパレスでサムデック・モハ・ボルヴォー・ティパデイ・フン・マネット首相が日本企業ミネベアミツミ代表団を迎え、投資拡大に関する協議を行ったとカンボジアの国営通信社AKP(Agence Kampuchea Presse/アージェンス・カンボジア・プレス)が報じた。日本企業の進出がカンボジア経済に与える影響が注目されている。


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 会談にはミネベアミツミ株式会社のCEO、貝沼 由久氏が出席し、同社のカンボジア事業の進展状況、新工場の開設計画、さらなる投資拡大の意向について説明した。貝沼氏は、カンボジア政府と関係省庁の継続的な支援に感謝を表明し、これまでの成果が他の日本企業の投資を呼び込む効果を生んでいると強調した。同社は2010年にカンボジアに進出し、2011年から生産を開始。現在はプノンペンに製造拠点を持ち、精密機械部品や電子部品を生産している。従業員は約10000人に達し、技術移転や人材育成にも貢献してきた。

 フン・マネット首相は、ミネベアミツミの成功はカンボジアの成功でもあると述べ、政府として投資環境の安定と競争力の維持に努めると強調した。さらに、投資促進のための政策として、カンボジア開発評議会(CDC)の改革、中小企業支援、戦略的分野への税制優遇措置を挙げた。首相はまた、ミネベアミツミに対し、国内サプライチェーンへの投資や地元企業との連携を強化するよう呼びかけ、産業の高度化を目指す姿勢を示した。

 同社はプルサット州クラコール地区に新工場を建設中で、2026年から2027年にかけて稼働開始を予定している。この新工場は再生可能エネルギーを活用し、カーボンニュートラルを目指す計画だ。首相は、こうした環境配慮型の投資がカンボジアの持続可能な発展に資するものであると評価した。さらに、国内産業との結び付きを強めることで、カンボジアが高付加価値製造業へと移行する道筋を描けると述べた。


 ミネベアミツミは2026年12月にカンボジア進出15周年を迎える予定であり、記念行事も計画されている。首相は、同社の長期的なコミットメントがカンボジアの投資環境の信頼性を示すものだと強調した。カンボジア政府は今後も外資系企業の活動を支援し、産業基盤の強化を進める方針だ。日本企業の存在は、カンボジアの経済成長において重要な役割を果たしており、両国の関係はさらに深まることが期待されている。
【編集:af】
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