◆プロボクシング▽56・0キロ契約8回戦 〇辰吉寿以輝(判定 2―0)豊永太我●(9日、大阪・エル・シアター)

 元WBC世界バンタム級王者・辰吉丈一郎の次男で、日本スーパーバンタム級7位の辰吉寿以輝(じゅいき、30)=大阪帝拳=が、豊永太我(21)=ウォズ=を判定で破り、再起3戦目、30歳初白星を飾った。

 試合後はリング上で、父のデビュー当時からの後援者である「辰吉丈一郎を見守る会」の会長・林英明さんが病気のため、5月に急逝したことを明かした。

親子2代にわたって応援してくれていた恩人に勝利をささげ、「弔いとして、しっかりと勝つことができてよかった」と、涙を流した。「寿以輝コールをやってくれて、旗と横断幕を管理してくれていた方。最後が2月のドローの試合だったので…」と、しのんだ。

 試合は、ジャッジ2者が77―75、1者が76―76という格下相手の辛勝だった。左を上下に打ち分けたが、決定打は少なかった。「全然ダメ。つなげて倒したかった。突破口のパンチを狙いすぎた」と、反省の弁を繰り返した。

 寿以輝は、2024年12月の東洋太平洋スーパーバンタム級タイトルマッチで、中嶋一輝(大橋)に2回TKO負けし、プロ18戦目、自身初のタイトル戦で初黒星を喫した。現在は、東洋太平洋とアジアパシフィックの同級で、ともに12位につけている。2度目のタイトル挑戦に向けて、「決まれば、やります。目的は世界チャンピオン」。

腕を磨き、好機の到来を待つ。

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