◆プロボクシング▽56・0キロ契約8回戦 〇辰吉寿以輝(判定 2―0)豊永太我●(9日、大阪・エル・シアター)

 元WBC世界バンタム級王者・辰吉丈一郎の次男で、日本スーパーバンタム級7位の辰吉寿以輝(じゅいき、30)=大阪帝拳=が、豊永太我(21)=ウォズ=を判定で破り、再起3戦目、30歳初白星を飾った。

 ジャッジ2者が77―75、1者が76―76という格下相手の辛勝に、父は試合後の恒例となっている愛のあるダメ出しをした。

「こんなもんなんちゃう。判定で勝ったら、ああだこうだ言われる。だから、KOばかり考えとった」と、自身の経験から指摘した。「倒したい気持ちは分かるけど、あからさま。もうちょっとおちょくらんことには。全部がまじめ。ジャブで相手をいなさないと。そういう練習をせんことにはできない、って言ってんけどなあ。倒したいんやったら、倒したいなりの練習をしないと。強いパンチを打ったら倒せるというのが大きな間違い」と嘆いた。

 「成長はない?」と問われると「ない」と、きっぱり。「なんで余裕を持たないのかな。

パンチを当てないと、と焦りすぎ。ガードをしとかなあかん。全部がきまじめ。“遊び”がほしい」と求めた。

 寿以輝は、東洋太平洋とアジアパシフィックで、ともに同級12位につけている。2度目のタイトルに挑んでいいかと聞かれると「あかんやろ」と即答。「どんくさいんよ。『もっと楽にやれよ』と。俺からすると、練習量が少ない」と、もっと強くなってほしいと思うがゆえに、ボヤキが止まらなかった。

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