ロシアのタス通信やリア・ノーボスチ、イズベスチヤ、ロシア・エネルギー省が明らかにしたところによると、ロシア国内が深刻な石油燃料の供給不足「第2波」に見舞われ、全土で巨大な混乱が広がっている。ウクライナ軍による無人機(ドローン)を使った各地の製油所に対する大規模な爆撃が直接の原因と見られており、2026年8月10日過ぎから供給網が完全に麻痺状態へ陥った。
首都モスクワでも19日、多くの給油所でガソリンの販売が突然停止したほか、販売を継続している店舗でも極端な購入量制限が導入され、給油を待ち望む車列が数十分から1時間近く伸びる大惨状となっている。

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今回の不祥劇の引き金となったガソリン不足の「第1波」は今年5月末に発生していた。ロシア全土で過酷な購入制限が設けられ、各地の給油所に長い車列ができたものの、7月中旬からは制限が段階的に緩められ、一度は平常化へ向かうとみられていた。しかし、モスクワの給油所現場で働く複数の従業員が吐露した証言によれば、今月10日ごろから燃料の輸送網が再び完全に不安定化し、看板を掲げながらもガソリンを一切販売できない日すら頻発しているという。

この超緊急事態に対し、ロシアのツィビリョフ・エネルギー相は18日、現地メディアのインタビューに応じ、各地の給油所で異例の長蛇の列が発生している事実を公式に認めざるを得なくなった。同相は「事態の早期解決に向けて全力で取り組んでいる」と焦りを滲ませながら強調したものの、具体的な打開策を示せていないのが実情だ。さらに、今月14日に開催されたロシア政府の重要会合においても、エネルギー省の担当官が「国内の複数地域で給油所の燃料供給を巡る危機的緊張が持続している」と悲痛な報告を行っており、事態が長期化することは避けられない情勢となっている。
【編集:af】
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