中国CCTVや新華社通信、人民日報、最高人民法院が報じた最新情報によると、中国不動産バブルの象徴であり最大の倒産劇を引き起こした中国恒大集団の創業者、許家印被告に対する司法判断が下された。裁判所は許被告に対し、無期懲役の判決とともにすべての個人資産を国庫に没収する決定を下した。
かつてアジア一の富豪とまで称された男が犯した罪状は、資金の不正流用、資金調達詐欺、一般からの違法な預金受け入れなど多岐にわたり、実に8つの深刻な罪で有罪と認定された。金融および法務の専門家らは、この過酷な判決の裏には、崩壊する経済に対する政権の強い焦りと、不動産バブルを暴走させた責任の所在を追及する明確な意思が込められていると分析する。

その他の写真:2017年11月11日撮影 マンション販売ショールーム 西安

専門家が注目する最も大きなポイントは、許被告が手を染めた不正行為の規模と、それが与えた社会的被害の深刻さだ。許被告は不動産開発にとどまらず、金融商品や電気自動車などの多角化を推し進め、一般の庶民から高利回りを謳って違法に預金や投資資金をかき集めていた。しかし、不動産市場の冷却化とともに資金繰りが破綻すると、未完成の住宅にローンを払い続ける庶民が全土で爆発し、社会不安が急速に拡大した。証券規制当局は2024年に恒大による大幅な利益の水増し行為を暴き、市場からの永久追放を宣言していたが、今回の刑事裁判によって、その経営手法のすべてが犯罪行為であったと司法の場で確定した格好だ。

また、企業統治(コーポレート・ガバナンス)の視点からも、恒大の崩壊は歴史的な教訓を残したと専門家は語る。許被告は一族で多額の配当金を受け取り、海外へ資産を退避させていた疑いも持たれていた。今回の「全個人資産の没収」という判決は、そうした富の私有化に対する徹底的な民事・刑事上の制裁を意味する。しかし、上場廃止となった恒大の株式や債券はすでに紙くずとなっており、国内外の投資家が被った損害が回収される見込みは限りなくゼロに近い。専門家は「裁判所が資産没収を命じたとしても、国外に隠蔽された暗黒資金の追跡は極めて困難であり、市場の損失補填にはほど遠い」と一蹴する。

さらに、中国金融界に与える心理的インパクトも計り知れない。
恒大に続いて多くの大手不動産会社が連鎖的に債務不履行(デフォルト)に陥っており、地方政府の隠れ負債問題とも絡み合って金融不全が深まっている。今回の無期懲役判決は、他の不動産開発大手や金融機関の経営陣に対する強力な威嚇として機能する反面、民間の投資意欲や起業家精神をさらに冷え込ませる諸刃の剣となると見られている。

黄金の城閣から冷たい牢獄へと突き落とされた許家印。国家の威信をかけた「見せしめ」の裁判劇が終わっても、中国の不動産不況という底なし沼から抜け出す道筋は未だに見えてこない。
【編集:af】
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