2026年8月31日、東京都品川区の駐日タイ王国大使館で「Thai Night 2026」が開催された。今回で19回目となる同イベントは、タイと日本の友好関係を支えてきた関係者が集まり、両国のさらなる交流や協力について語り合う場である。
会場には、政界や経済界のビジネスリーダーをはじめ、飲食・サービス業界の関係者、タイと日本をつなぐパートナー企業などが出席した。

その他の写真:三重県に本社を置く、創業135年以上の歴史を持つヤマモリ株式会社

開会の挨拶では、ウィッチュ・ウェチャーチーワ駐日タイ王国大使が登壇し、タイと日本の友人やパートナーが再び一堂に会し、両国の長い友好関係を祝えることへの喜びを表明。そのうえで、両国政府が関係発展に果たす役割だけでなく、政府と同じように重要な存在として民間セクターにも目を向け、これまでの協力への感謝を伝えた。日タイ関係というと、政府間の外交や経済協力に目が向きがちであるが、実際には企業同士の取引や飲食、ホテル、観光など、日常生活に近いところにも両国の交流は根付いている。「Thai Night 2026」は、そうした目に見えにくい民間レベルのつながりを改めて共有する機会となった。

開会挨拶では、タイと日本の交流に深く関わってきた企業からもメッセージが寄せられた。2000年からレトルトのタイカレーや調味料を販売し、日本にタイの食文化を広めてきたヤマモリ株式会社、1995年からタイ産プレミアムジャスミン米を日本の消費者へ届けてきた木徳神糧株式会社、そしてタイを代表するホテルブランドの一つであるセンタラグランドホテルが、それぞれ「Thai Night 2026」の開催を祝した。

タイ料理や米、ホテルという異なる分野で活動する3社だが、共通しているのは、タイを日本人の暮らしに身近な存在として伝えてきた点である。タイを訪れた経験がなくても、タイカレーを食べたことがある。ジャスミン米の香りを知っている。タイのホテルブランドに泊まったことがある。そんな身近な接点の一つひとつが、両国の距離を縮めている。


タイ王国大使館で開催されるレセプションで、やはり欠かせないのがタイ料理だ。「Thai Night 2026」でも、タイ王国大使館が選りすぐったタイ産のドリンクやフードが用意され、参加者をもてなした。料理を囲んで会話を交わす時間は、国籍や立場を越えて人と人を近づける。華やかなレセプションの料理もまた、タイと日本の文化交流を象徴する存在となった。これまで築かれてきた友情を祝うと同時に、次の時代へ向けた新たなつながりを育む夜となった「Thai Night 2026」。食卓を囲み、言葉を交わし、互いの文化を知る。タイと日本の友好関係は、こうした温かな交流によって、これからも新たな物語を紡いでいくことだろう。
【取材/撮影:小川いずみ/安麻比呂】
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