アストンビラの日本代表GK鈴木彩艶(24)がホームのアーセナル戦にフル出場した。加入後初出場で、世界最高峰のプレミアリーグで、日本人GKが初めてプレーした。

後半14分に失点して試合は0―1で敗れたが、好セーブや得意のキックも光り、今後の活躍に期待を抱かせるデビュー戦となった。

 サッカーの母国イングランド、世界最高峰と言われるプレミアリーグで、鈴木彩が日本人GKとして初めてプレーした。0―1で敗れはしたが、随所で存在感を発揮し、堂々たるプレーを披露。「早く、強度やプレースピードに慣れてチームに貢献できるようにしたい」と話した。

 相手は昨季王者アーセナル。前半10分、CKに飛び出し、ボールに触れられないミスを犯した。運良くゴールは許さなかったが、動揺しても不思議ではない場面だった。しかし、その後は、正確なキックと的確な状況判断を見せた。相手FWにプレッシャーをかけられる中で、高さや速さに変化をつけ、攻撃につながる高いキック精度には、何度も本拠地のファンから拍手が送られた。

 後半14分、至近距離から打たれて先制されたが、これ以上の得点は許さず。同30分、ドイツ代表FWハーバーツと1対1になった場面では、相手の動きを最後まで見極めてシュートをはじいた。オフサイドではあったものの、直後にハーバーツから「どうやって止めたんだ?」と言われたという。

 イタリア1部パルマ、日本代表としては北中米W杯の活躍で名を上げ、欧州チャンピオンズリーグ2連覇中のパリSG(フランス)なども移籍先候補として報じられるなど、今夏の移籍市場で注目を集めた。欧州メディアによると、移籍金は3500万ユーロ(約64億7500万円)で、最終的には憧れだったプレミアを選んだ。アストンビラは昨季まで正守護神を務めたアルゼンチン代表GKエミリアノ・マルチネスがチェルシーに移籍し、後継者として期待がかかる鈴木彩。「このチームでプレーしたかった。次の試合に向かって頑張っていく」と、新天地での飛躍を誓った。

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