1993年のJ開幕以来、J1リーグの舞台で史上初となる「茨城ダービー」が9月2日、水戸のホーム・水戸信用金庫スタジアムで行われる(第5節)。

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 ここまで全4試合に先発出場している鹿島DF広瀬陸斗にとっては、2014年にプロキャリアをスタートさせた古巣との対戦となる。

特別大会「百年構想リーグ」では神戸在籍だったため対戦がなく、徳島に所属していた18年以来となる「水戸戦」を迎える。

 広瀬は「当時は(練習場を)転々としながら、いろいろな環境でやっていた」と当時を回想し「J1の舞台で戦えること、久しぶりに水戸のファン・サポーターの皆さんに会えるのを楽しみにしています」と対決を心待ちにした。

 2013年、浦和ユースからのトップチーム昇格が見送られた。アンダー世代の日本代表に選出される実力を持ちながらも、浦和のプロになることはできず。「大学に行きたくなくて、プロで探していた」と他クラブでのプレーを模索していた広瀬に声をかけたのが、水戸だった。

 他クラブからも誘いはあったが、いずれも練習参加を経て“合否”を決めるという形。しかし水戸は、「(練習に)行かなくても来てほしいという考えだった」という。

 当時の監督は、元日本代表の柱谷哲二氏。浦和で活躍した広瀬の父・治氏と知り合いだったこともあり、父の助言もあって水戸でのプレーを決めた。

 高卒1年目から30試合に出場。「高卒で、がむしゃらにやっていたので、正直あまり覚えてない」と苦笑いを浮かべ、2年目のシーズンから徳島に移籍することにもなったが、ユース所属クラブとは別のクラブで高卒のプロキャリアをスタートさせるという“異例”の挑戦の場となった水戸は、広瀬にとって特別なクラブだ。

 鹿島にとって、勝てば開幕5連勝達成となる重要な一戦。

広瀬は「茨城では鹿島が1番だぞっていうのを示したい」と力強くコメントしつつも「上からとかじゃなく、対等な目線で倒しにいく」と水戸へのリスペクトも付け加えた。(岡島 智哉)

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